「今来た道を戻るは闇よ」

いよいよ授業開始。
進学クラスの高3ライティングは、恒例の「英作診断テスト」(英作診断テスト2010.pdf 直※要パスワード。ご入用の方はメールを下さい。) から。この100題での頭の働かせ方をまずは自分のものにして下さい。高1、高2で「語順下敷き」を活用できなかった人、パターン毎に動詞を増やして自分で高校レベルの一覧表にカスタマイズできなかった人は、敗者復活戦を自分で設定しないと間に合いませんよ。
高2のライティングは「四角化で視覚化」「動詞の前でとじかっこ」「足跡」、そして「文と文を作る要素との区別」の確認から。続いて、「語順は意味順」で並べ替え、空所なし補充の確認問題。

  • この問題は一度解いたことがあるから出来る、というのではダメ。地図上の目的地を赤ペンでグリグリするようなやり方は学習ではない。答えを覚えるのではなく、自分の頭の中のナビを修正し、なぜ自分は道を見失ったのか、なぜ違う道へと進んでしまったのか、というOSを再構築すること。

といういつもの話。
高1は今週いっぱいがオリエンテーション期間なので、春休み課題テストの監督。残り時間で、『短単』の使い方、音読の方法、学習時間の設定などの解説。
普通科3年の再入門講座・最終章は、2年次の復習シリーズその1。
1/3くらいの生徒が他のクラスから移ってきた「新人」なので、頼りになるはずの「先輩」からの親身のアドバイスを受け、確認問題を解き、「頭の働かせ方」を整理してもらう。分詞の識別、前置修飾と後置修飾のところで躓いている者がやはり多かった。

  • -ingは動画、-ed/enは静止画。-ingは「XXビーム」を出す側、-ed/enは「ビーム」を受ける側。
  • 形容詞など単独は「だっこ」、グループは「おんぶ」。

を板書し解説。
今日の午後はクラブ紹介。
選手にエルゴを漕がせて説明しようと計画していたのだが、予防接種で校外に出るというので、しかたなく私がオールを持って説明。「土日祝日は練習、試合、合宿で潰れます。夏休み冬休み春休みも練習ですよ。」と明言しておきました。
放課後に選手を連れ湖へ。
平日の放課後は日没との戦い。今の日の入りは5時45分くらい。6時くらいまではまだ周りが明るいのでなんとかそのあたりまでにメニューを終えたい。
艇庫の少し前の交差点で選手を降ろし、そこから艇庫までジョグでアップ。4時半に艇庫到着、股関節周りのエクササイズを入念に行い4時45分で岸蹴り。ブレーキ付きでアップ込み8km、ブレーキ外してUT8km。ジャスト16km。カタマランでベタ付け500m毎のラップをコールして、艇速が鈍ってきたところでどれだけ持ち直せるか、落ち始めでどれだけ踏ん張れるかを要求。まだまだパワーが続かず中盤で艇速が鈍ってきた時に出力を戻そうとしてエントリー前に艇を止める動きが出てくる。そうなると艇を持ち上げる方向に力がかかり、フィニッシュで縮んで、リカバリーで起きあがる動きが出て、ピッチングを生みやすい。身体を弓のように、手と足が近くなるような踏ん張り方が大切。ドライブでもグリップとグリップを重ねて腹でぶら下がるように指導。
揚艇まで約90分なので、まあ、頑張った方ですかね。
ダウンをしっかりやって撤収。
途中のコンビニで選手に補食を買い与えて、車中で食べさせ、駅で降ろしてから帰宅。
遅い夕食は、めかぶ納豆と烏賊の一夜干し、前日に残ったホワイトカレーを使ったチキンスープ。
晩酌も忘れずに。
疲れが出たのか早めの就寝。

本日の晩酌: 貴・播州渡船・純米吟醸 (山口県)
本日のBGM: 手と手 (Ann Sally)