それが彼らのやり方

先日のエントリーにも書いた某模試の出題に関して、責任者と電話で話をすることができました。いやー、まさかMさんが責任者に抜擢されたとは。驚きです。
「センター試験」の筆記・第2問に相当する出題での疑義と、リスニングの第1問に相当する出題での対話の不整合に関しては、こちらの意図は充分理解してもらったと思います。「文書」での回答は難しそうでしたが、残りの出題も精査して後、私の方から再度連絡をし、それを受けて山口まで説明に来てもらうという流れになりました。
Mさんからも「模試の出題はもう,世に出たものである以上、批判的であれそれを取り上げて先生が批評することは、こちらには止めることはできません」ということは仰っていただいたので、今後,公の場で、「DNCの作成するセンター試験とその対策模試の英語の比較」などという話ができるかも知れません。お楽しみに。

さて、そのDNCが作った18年追試の第6問。比較的長文で論説文に近いものを読ませて、設問に答えるという出題です。

例によって、手書きノートの写しを貼っておきます。

語義・定義
類語
統語、意味の上での並列の処理
論理展開
表現の言い換え・置き換え

などを書いています。
市販の過去問題集で、この18年追試を扱っているのはS台の青本シリーズにあるものだけかと思いますので、追試まで含めて過去問対策をしている方におかれましては是非熟読の上、万全を期していただければと思います。高1、高2生は、ひとつずつ丁寧に読んでわからないところを,自分の教わっている信頼のおける先生に尋ねるとよいでしょう。その時に、ここからダウンロードしたものをプリントアウトして持っていくと、疑問点をはっきりさせるのに役立つかと思います。

第1段落

18_sp_6_1.jpg 直

第1文:visit 現在形、第2文:use現在形、第3文:助動詞can+applyで可能性の示唆になっているところが、alsoで添加されているので、ここはその前の事実・断言とは論理のレベルが一段下がるような心積もりが読み手に必要なところ。そして、それを受ける第4文もcan+give なのだけれど、ここで主題に関してかなり大事なことを述べていて、可能性の示唆だったにもかかわらず、この段落を締めくくる,次の第5文でThis makes …と、現在形に戻り、尤もらしいことを述べた感がアップする仕掛けとなっている。最後の、more valuable での「価値観」は、あくまでも、「文芸・芸術作品の愛好者にとっての作品ゆかりの場所巡礼」の価値であることに注意。
語義の理解,文構造の把握では、やはり第4文の、A (=名詞) of 名詞 (=B)、C (=名詞)+in D (=動名詞) の処理だろうと思います。「体言の中の用言」を抽出する練習は、高校段階のどこかで集中的にやった方がいいと思います。杉山忠一先生の英文法の本では、名詞の「態」の扱いも含めて丁寧に書かれていましたよね。


第2段落

18_sp_6_2.jpg 直

第1段落の more valuable を踏まえて、その詳述、裏付けとなる記述を求めて、この第2段落以降を読むわけですが、第1文で、 it can be rewarding と早くもサインが見つかりました。親切な著者ですね。

even if は although とまでは言い切れないときの安全策でも使われる「譲歩」の接続詞ですが、evenというのは、書き手と読み手の間のギャップをわざわざ明示しておいて、そこに橋を渡す、というような言葉遣いですので、ここは絶対に読んでおいてもらわないといけない情報・内容なはずなのです。ということで、

  • The knowledge they have of the area enables them to bring the scene back to life.

という記述から、何が読み取れたか、の確認には本来時間をかけるべきところ。高1、高2の人はうーんと唸っておいて下さい。
多くの高校生は、the knowledge they have of the area を後置修飾の名詞句(所謂「接触節」)として初見(初聞?)で認識するのに苦労していると思います。A of B でBのA で、 the knowledge of the area とすればわかるのであれば、この手の<名詞1+名詞2+動詞句+足跡>との良い出会いを重ねることだと思います。類例には、 the earliest memory I have of my childhood (私が自分の幼少期で覚えている一番古い記憶)などがあります。
ここでのknowledge という名詞(=体言)の中にknow という動詞(=用言)を見いだせれば、 their knowledge of the areaとしても分かる筈です。では、何故,この型を選んだのか?時制に注意の上再読して下さい。

bring to life は「活気づける;生き生きとさせる」ということ。それに、back がついて「もとに戻す」のですから、「昔は生き生きしていた場所だけれども、今目の前にあるのは、活気のない、生気のない場所なのだ」という理解が望ましいでしょう。授業では、日本語のカタカナ語でもおなじみの「リバイバル」から、reviveという動詞を参考に示していました。
授業をしていて悩むのは、そこだけではありません。その次の They can の並列で、動詞としてのpicture と imagineは同じことを違う動詞を使って表現しているだけなのか、それとも、味付けがそれぞれ異なるのか、というようなところです。ここは、手書きノートに英英辞典の定義を引きましたので、そちらを読み比べて下さい。

下線部の語義を問う問題としても重要な、

  • When visitors use their minds to transform such XXX scene into rich and full visions, they are engaging in a pleasurable and creative process.

では、A transform B into C での、transform (=変える;変容させる) という動詞の意味を手がかりに先程の「場面」の理解を補正します。「変容させる」のですから、当然、この下線部のdesolateという語の意味は、rich やfull とはかけ離れた,似ても似つかないものではないか、というのが「文脈からの類推」でしょう。では、「ある場面が richであるイメージ」とはどういうものか?「ある場面がfullであるイメージ」、とはどういうものか?という縛りをかけた上で、richやfullの語義をひっくり返して見ると、poorとかemptyに味付けされた部分が少し見えてくるのでは?

11月19日追記:
ここでは、rich の方が扱いに悩むかも知れません。例によって絶版ですが、私が高校生の頃に市場にはあったはずの、杉山忠一『英類語の考え方』(三省堂、1977年)には、次のような解説があります。

rich はきわめて一般的な語で,意味の幅も広く,通常の必要・欲求などを満足させるために必要な数量よりも、もっと多くの数量を所有していることをいう。

  • There are several rich men in this group. (このグループには金持ちが数人いる)

のように人間について単純に用いれば,金銭・資産を有する人を意味する。しかし、rich in friends(友人のたくさんある)、rich in experience(経験の豊富な)のように、richを修飾する語句があれば,財産の多いという意味以外でいくらでも用いられる。

簡潔で的確な語り、そしてin friendsの可算名詞の無冠詞複数一般論の持つ例とin experienceで不可算で抽象度の高い名詞で一般化するという例の二つだけを示しておくという絶妙な用例の選択ですね。流石は杉山先生、と唸るしかありません。


第3段落

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この段落も、「体言→用言」の処理が問われる箇所がありますが、それ以上に、名詞句の後置修飾が長く、並列になっているところを丁寧に読めるか、が鍵でしょう。popular because of the famous poets who のあとの、列挙 A, B, and C の部分で、Bの名詞句 the scenes from the spots on which we can still stand todayを上手くまとめた上で、列挙の後置修飾全体を poetsという名詞に集約できるか。学習する価値のある部分でしょう。

英国湖水地方と日本の景勝地の共通点を示唆する also が使われています。何と何がどのようなレベルで揃うのか、横並びになるのか、を考えると、

  • 日本の景勝地のいくつか:popular
  • 英国の湖水地方:famous

となりますから、この筆者の、popularとfamousは横並びできるかのように使われているような印象を受けます。
ここでは、praisedという動詞をしっかりと覚えておきましょう。LDOCEの定義をノートの写しに転記していますが、 to say that you admire and approve of sb/sthということです。

この段落の最後では、「作者への共感とその共感ゆえに生まれる作品の深い理解」が書かれています。授業ではキーワードとして、empathyを示しています。

  • helps them understand the feelings of the poets more closely

の比較級 more closelyの理解は容易でしょうが、関係代名詞の比制限的用法に続く、

  • , which deepens their understandings of the poems

の deepenのように、その動詞自体に変化・比較級を含む動詞には充分注意させたいものです。

11月19日追記:
praiseという語については、上記解説や手書きノートでも言及し、解説を施していますが、第2段落の追記で示した杉山先生の『英類語の考え方』には,admire とpraise を取り上げた次のような解説があります。少々長いですが全文を引用します。

admireは、あるものをすばらしいとか、立派だと感じることで、普通はそのものに対して純粋な愛情をいだいたり、熱烈な喜びをもってそれを高く評価することを伴う。

  • I admire his courage. (私は彼の勇気に感嘆する)
  • I admire him, but I never say anything to him. (私は彼を立派だと思っているが彼には何も言わない)

そのほかに、もっと軽く、単に魅力を感じるという程度の意味で用いることもある。
praise は,立派だと思う気持ちや尊敬の念を熱心な態度で表明することである。つまり、admire ならば内心思うだけの場合もあるが、praise といえば、そのadmireする気持ちを表現することなる。

  • They praised him for bravery.(彼らは彼の勇敢さをたたえた)

しかし、目上の者が目下のもの(原文ママ)をpraiseする,という場合もある。そのときは、よりすぐれた経験・知識に基づいて、よいと判断する気持ちが含まれる。また、祈り・讃歌などによって,人が神などをpraiseするというような用法もある。

杉山先生には、称賛の唸りを発するのみです。


第4段落

18_sp_6_4.jpg 直

ここでの「愛好者が訪ねる作品ゆかりの地」は、第1文で明記されているように、

  • 作中の登場人物が暮らしたり活躍したりした場所

です。私の授業でいう「ワニ」(= 動名詞)の腸内環境の整理が不十分だと、この第1文を一読了解で通過できません。名詞placesの後置修飾での時制は過去形であることに注意を払える余裕が欲しいところです。
高1、高2の人は、手書きノートの記号付けを良く読んで下さい。ここが分からないと、第2文の For example, が何を例証しようとする具体例なのか、ピンとこないまま終わってしまいかねません。さらに、この第1文で、enjoyという動詞が使われていることは本来重要なのですが、この筆者の言葉の選択には癖もありますので,また後で触れようと思います。

シャーロック・ホームズは今どきの高校生には「常識」ではないでしょうから、あくまでも「かつて書かれたフィクションの一例」として読み、a residence labeled as the home of the fictional detective, Sherlock Holmes の後置修飾と名詞句の同格を押さえておきます。
イントロどどいつが、at the time だけであれば、「当時」と読んで大丈夫な人も、the time に後置修飾が続くことで、主節に入る前に意味の理解に時間をとられすぎてしまうことがあるでしょう。この文でもし、at the time を接続詞when に置き換えてあったら分かるか、と自問自答して下さい。当然、小説はフィクションですから、「執筆当時は作中人物の居住地なるものなど現実には存在していなかった」という理解ができるはずです。
そして、この段落一番の問題、いや、本来問題でも何でもないところなのですが、ここがセンター試験では設問としてスポットライトを当てられている箇所で、しかも、選択肢では本文の表現を言い換えているので、「問題視」しているわけです。

  • due to his popularity

では、「誰の人気が原因で」とあるのでしょう。そう、フィクションの主人公であるシャーロック・ホームズですね。名詞popularityの語義の理解は充分でしょうか?形容詞popularに一度引き寄せておかなくて大丈夫?

  • popular = enjoyed or liked by a lot of people

ということですから、「好悪」のうち「好」の感情によって支えられたり、「喜怒哀楽」のうち、「喜」とか「楽」という感情を伴って受け入れられたりしていることを感じ取って欲しいのです。冒頭のenjoy という動詞との呼応です。
動詞assignの語法はそのうちなんとかなるだろうと思いますが、この動詞は giveとかprovideと意味の上では仲間なのだ、という感覚はいつごろ育まれるのでしょうか?やはり、どこかで教わるか、調べるか、ということかと思います。

  • By placing themselves directly where the stories took place,

の「イントロどどいつ(=敢えて文頭で示す副詞句)」は私の授業でも多くの生徒が苦労していました。手段を表す by –ing「…することによって」の「ワニ」(=動名詞)の腸内環境にある、whereは副詞節を導くのですが、これは類例をどこかで学んで知っているから、そうだとわかるところでしょう。私の授業では「診断テスト100」を1学期にやっていますが、その25番の解説にあります。とはいえ、副詞節を導くwhenとは異なり、これまでに出会っている回数が圧倒的に少ないと思いますので,「明示的な学習は重要なんだ」と自分に言い聞かせておいて下さい。あ,教える側の教師も、です。

ここでは、腸内環境のさらに副詞節中の時制は took placeと過去形であることは確認したでしょうか?冒頭の一文で、lived and had adventures が過去形だったことの確認が生きるところです。なぜって、その第1文のメインの時制はenjoy と現在形、今扱っている文での、メインの時制は visitors are influenced と現在形である、ということがはっきりと分かっていれば、誤読、語訳は未然に防げるでしょうから。動詞influenceの語義には変化 (=change) が感じられますから、andでの並列は単なるペアではなく、因果関係を含むものと解釈して、手書きノートでは、一段右にずらして、

  • and that alters their interpretations of what they have read

の部分を書いています。thatの指す内容(=ことがら)と、what they have readでの現在完了形の実感を伴った理解には重要な処理だというのが私の考えです。

理由・原因を表す前置詞句は、「イントロどどいつ」で使われることが多いので、まずは「知ること」から。


第5段落

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冒頭の visits to the homes or studiosのところは、モノというよりコトと捉えた方がいいでしょう。 Visiting the homes or studios という読みを踏まえた上での名詞化です。私は,手書きする際に、この冒頭部分を最初は visitorsと書いていて、助動詞のcanを見てもその誤記に気付かず、第6段落の始めの一文で気付いたので、読み間違いは怖い、ということと、老眼は悲しい、ということを痛感しています。
この段落では、冒頭の一文から、最終文までcan+原形ですので、「ないことはない」ということであって、事実や断言ではない、という心積もりが大事です。
名詞homes は「実家;生家」で問題はあまりないとは思いますが、名詞のstudiosの理解は「スタジオジブリ」に感謝ですね。私の世代だと「書斎」とか「工房」とか「アトリエ」とかいうところです。私の授業では、家以外で、小説家はどこで作品を書くのかという例で、「鎌倉文士」の例をあげましたが、「かまくらぶんし」といっても「現在分詞とか分詞構文の『ぶんし』じゃないからね」という老婆心でのコメントは歓迎されませんでした。ここはやはり、秋風先生とオフィス・ティンカーベルの例を出すべきでしたかね。
動詞appreciateの語義・定義は手書きノートを参照されたし。名詞化されても,もう大丈夫ですよね?


第6段落

18_sp_6_6.jpg 直

「さあ、いよいよ最終段落!」というのは、読んでいるからわかることであって、聞き取りでは苦労します。「復習の際には、そんなことも考えておいてね」と授業では伝えていますが…。

第5段落の構造,構成と一見似てはいますが大きな違いは何でしょう?
そう、冒頭の一文の時制ですね。ここが現在形です。主題を提示して、その後の例証では、can+原形が使われていますが、最終文でまた現在形に戻って、文章全体の締めくくりです。
その「締めくくり感」を予感させるのが、冒頭の一文でnew insightsの後置修飾部分で用いられている comprehensionという名詞と最終文でもちいられている appreciationという名詞だというのが、私の読みです。

例証部分のSometimes とAt other timesで対比された構成を踏まえて、These experiences are という現在形でのまとめにつなげられることができたでしょうか?

ここでの、people can apply their … and enrich … の部分は、 by applying their …, people can enrich …と書かれていてもおかしくないところです。「その共通性を掴めば、個々の語義の把握はより深まるでしょう」というのと、「その共通性を掴むことによって、個々の語義の把握はより深まるでしょう」というのがほぼ同義であるのと同じです。

動詞enrichは例によって、それ自体に比較級の意味を含む動詞ですが、その次の文の、

  • different and deeper understandings

でdeeperの比較級とペアになっている、differentという形容詞も、実質比較級に相当するものですので、そのつもりで読むとそう思えてくるでしょう。differentの語法で差を示す際に前置詞でfrom以外に、thanを用いる人は多いのですが、その心理を掴むのにも有効でしょう。

最終文は、下線部和訳させてみると、高校英語の総決算、みたいな問いになるかと思います。所有格のpeople’s appreciation の部分には充分な注意を払えるでしょうが、both「両方」という一見簡単な語が、「何と何の両方」と受けているのか?その捉え方が腕の見せ所かと。名詞と動詞をどう処理して、和訳したかの検討が可能なように、手書きのノートでは、AからGまで丸記号を付けています。赤字の補足を熟読されたし。


設問A前半

18_sp_6QA1.jpg 直


設問A後半

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設問B

18_sp_6QB.jpg 直

例年比でいえば、かなりきちんと書かれた文章ではありますが、主題への切り込み方は浅く、あまり内容は深まらずに終わった印象です。
「作品ゆかりの地を訪ねる意義・価値」をどの観点・側面から分析しているのか、ということで、第2段落から第5段落まで、冒頭で出された新たな「訪ね場所」のgeneral な記述→その「訪ね場所」での訪問者=作品愛好者のspecific な行動、思索は?と読み進め、そこから「統一した主題」を引きだしまとめる、ということを地道にくりかえすことで、本文理解と設問Aへの対応は可能でしょう。
ただ、設問Aの3はダメだと思いますね。他の選択肢があまりにもダメすぎるので正解は一つしかないわけですが、とはいえ英語の語義として、popularity ≠ fame でしょうから。 私の手書きノートでは、この選択肢には前後に計4つの?がついています。

設問Bは「段落要旨」を問う出題である、というようなことがまことしやかに言われているようなのですが、第1段落と第6段落には、導入序論と結論としか書かれておらず、内容に関わる記述(=主題を把握するヒント)が一切記されていないので、最終的に完成した表を見ても、全体をまとめる役には立たないように思いますし、出題として本当に適切なものなのかな、と思っています。

例えばですよ、

第1段落  話題の導入:主題の提示
第2段落  主題を例証する:その1
第3段落  主題を例証する:その2

第6段落  結論:第2〜第5段落を踏まえ、主題の再主張

というような表を完成させる設問が果たして学力を問う試験で成立するか、ということです。

このセンター追試のように、第2〜第5段落の要旨を端的に示す言葉で問うのであれば、全ての段落に言葉が記されていないと不整合ではないのか、と思います。まあ、こういうことを英語教育業界では誰も気にしていないみたいなんですけど。

ということで、私のホームグラウンドといいますか、「英語教育の明日はどっちだ!」発祥の地である「はてなダイアリー」のファイルのアップロードの期限が11月21日なので、先にファイルを貼り付けてしまいます。
前回の、18年追試第5問のように、数日後にでも、また覗きに来てもらえれば、各段落,設問に解説が加筆されているかも知れませんし、そのままかも知れません。英語の助動詞で言えば、mayかmight で書かれるモダリティです。悪しからず。

本日のBGM: My Hometown (浜田省吾)

※11月18日追記:本文各段落の簡単な解説を加筆し、第5段落の画像を誤記訂正前のものから、訂正後のものに差し替えました。