入学式終了

新入生にとっては、文字通り「新生活」のスタート。
仮入学の日も、底冷えするような天気でしたが、今日も遅霜注意と言われるくらいには寒い朝。
「腰痛」の再発を防ぐべく、細心の注意で出校。
朝礼に続いて、新入生の「誓詞」の指導。ベテランの先生から、所作も含めて丁寧に指導して頂きました。保護者の皆さんは直接体育館で待機。教室で、クラスの生徒全員と顔合わせ。試験監督や面接で担当しなかった生徒もいますので、「初顔合わせ」という人もいます。
式を後えて、教室へと移動し新入生と保護者と慌ただしくLHR。提出物の確認と、新たな配布物の説明で午前中一杯かかりますね。
明日からは、怒濤のオリエンテーションです。
オリエンテーション期間中に、学力テスト (課題テスト) もありますから、勉強はしておいて下さい。
昼食を挟んで、学年会議。オリエンテーションでお世話になる各分掌の責任者も含めて、流れを確認。
その後、学年団だけでさらに会議。
各クラス担任で、提出物が揃っているかのチェックと教務関係データの入力。原簿は複数台で同時に入力できないので、順番待ちの間に、書類の確認や再提出が必要なものを振り分け振り分け振り分け…。
入力を済ませて、明日の時程の確認。
まずは、オリエンテーション期間中の2年生、3年生の自習課題の作成。
今年度は、1年生の担任ですが、英語の科目は合計で7種類 (7科目)、17時間の担当です。
進学クラスの高2,高3生は、入学以来初めて私以外の英語の先生にも習うことになりますので、継続して使用する教材、新たに使用する教材の確認も。
1年の進学クラスはオリジナルの課題テストで学力テストに代替するので、その改訂作業。


帰宅後は、自分の実作も少しずつ。
進学クラスで定期購読している、『朝日ウィークリー』の4月からの新連載を生徒より一足先に読み込んでおきます。
政村秀實先生の、「イメージでつかむ英単語」。第一回は、affordです!いい連載が始まって嬉しいです!
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「基本語」という定義はなかなかに難しいのですが、古い書籍、辞書にも「合理的な」考え方で編まれたものはありました。
『英語学習辞典』 (令文社)
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Cambridge English Lexicon (Cambridge)
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この二つをお持ちの方がいましたら、情報をお寄せ下さい。

高校レベルの英作文・ライティングの指導は、現場ではまだまだ迷走している印象ですが、「今風」の英語教育では「和文英訳」は旗色が悪いようです。でも、いい教師について、いい教材で学べば、英語の表現力は養えるはず。 これまでにも、数多、英作文教材が市場に出ています。取り敢えず、仕事部屋の棚で手の届くものをいくつか。
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「今風」へと近づくと、バリエーションも増えてきます。ただ、「北米スタイル」と言って、「5パラグラフ・エッセイ」だけが、「ライティング」だと思われても困りますね。
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大学入試でも未だに出題が続いている「和文英訳」。指導者の中には「日本語の字面に囚われず、噛み砕いて英語として表現しやすい日本語に変換する『和文和訳』の勘所を押さえよ」などと言う人がいるのですが、その類のアプローチが孕む問題点を考察した過去ログはこちら↓

「ブラックボックスによろしく」
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20100315

この記事は3年ほど前のもの。私だけが異を唱えているわけではありません。最近ではこちらのブログでも、同様の指摘がなされています。

「英語教育再生プロジェクト」
http://eigokyoikusaisei.seesaa.net/article/348286471.html 

最終段落での指摘は、まさに我が意を得たり、という思いです。
日→英での「等価」へのあくせく、いや、アクセス、ということでは、次のようなレベルの教材を吟味してみる価値はあるでしょうが、それを大学受験生に求めるのは如何なものかと思います。

山田和男『和文英訳研究』 (研究社、1986年)
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pic.twitter.com/VZMtjOmQbY

夕飯と晩酌を済ませて、いつものように早寝早起き朝ご飯です。

本日のBGM: Love the one you’re with (Stephen Stills)