午前中の3連発も、昨日の4連発+昼休みの会議を経験しているので、楽な感じがするから不思議。easy-dayに頑張るヤツは、heavy-dayに手を抜くって、誰かが言ってたから、今日はeasyな負荷をきちんと掛けることに。
進学クラス高3が2コマ。
引き続き語彙・語法。
一コマ目は、不可算名詞を中心に。knowledgeのように、形容詞 (句) で修飾されると不定冠詞を戴くことのある名詞は例外という扱いで、まずは、『綿貫本』から、
- 常に、不定冠詞も戴かないし、複数形にもならない名詞
を列挙し、用例採集の旅。時間を見て、私の方で良い記述のしてある辞書を数冊見繕って、教室後ろのテーブルに広げ休み時間の間にシャトルランしておくよう指示。
2コマ目は、代名詞の整理。
- oneとit
- some と they [them]
- one とanother
- one とthe other
- one と another とthe other
- someとsome othersとthe others
あたりを確認できる出題例を『綿貫本』から紹介し、それが手元にある『Upgrade』ではどのように扱われているかを確認し、自分の使っている教材のカスタマイズ。
その後、名詞の繰り返しを避ける、
- one; ones と that
を用例で確認。このone; onesは当然、不可算名詞には使えないので、その際の工夫も、理解の容易な例文で押さえておく。
このあたりまでやってようやく、「名詞は四角化で視覚化」の威力が実感できると思います。
進学クラス高2はifを用いない条件節の復習から。
今学期は用例採集が主で、実際にアウトプットさせる課題を与えていないので限界はあるが、その問題点は限界に達してから考えましょう。
続いて<if = even if>といわれる「譲歩」を表す実例を幾つか眺めてから、
- even though > although; though > even if
という論理と心的態度を整理するための用例採集。ようやく、
- 一人2冊位の辞書を開いて用例を採取したら、そのページをテーブルに開いたまま、自分の机にシャトルラン、テーブルに戻ってくる頃には他の生徒も別な辞書で採集作業をしているので、開かれたページを観察、以下同様に採集作業とシャトルラン。
という手順で流れるようになりました。
これで一つ「壁」を越えられたでしょうか?
今日は、その後、各自の机で採集した例文を音読。ノートは広げたまま、座席だけ移動。別な生徒のノートを音読。同じ辞書から引かれた用例がそこには採集されているはずなので、絶対に写し間違っているぞ、という部分を修正。次の座席へ移動。以下同様に修正作業を経て、自席へ戻る。最後は正しい用例になっているはずなのでRead & Look upで終了。
午後の普通科高2は、出張での振り替えの戻し分。
ペア活動に入る前に、音読の際の留意点を説く。
- 「自分の出す音」をまずは受け入れること。そして、教室で聞こえる「自分よりも英語っぽい音」を観察すること。この教室で最も英語らしい音を出すのは私。いや、笑う所じゃないって。このクラスにも英語としていい音を出す人は何人もいるし、家に帰れば、テキストのCDがある。けれど、この教室に限って言えば、一番良いのは私の音。だから、私が話している時には静聴で精聴。
- お手本に集中して練習していると、自分のまわりで発せられる良くできた人の英語らしい音や、自分の音の変化に気が付く。これが大事。そして、クラス全体の集中力が高まった瞬間に、教室全体の空気が変わる瞬間が訪れる。そういった場の空気の変化は、演劇や音楽で舞台をやっている人は、会場に「神が降りてくる」瞬間で経験済みのはず。そのチャンスをどれだけ活かせるかが「できるようになる」ためには必要。集中していないと、それを逃してしまう。
ペア活動自体には特別目新しいものは何もないけれど、クオリティは当然上がりました。次回はどうなることやら。そのうちそのうち。
放課後はエルゴ。2000mトライアル。低調。課題を確認し次回へと繋がるよう、メニューを指示。
Ustreamで『ムーンライダーズと10時間』なるとんでもない企画があり、その後は全く仕事にならず。
お蔵出し映像満載、という部分も確かに感激したが、私にとってはやはり、鈴木博文氏のスタジオでライブ弾き語り3曲に優るものはなかった。想い出の詰まった3曲。「無心」「無私」でいられるはずもなく、涙が流れるままに聴いておりました。多謝深謝。
ということで、トレーニングをせず就寝。
「おやすみのキス」もなし。
本日の心のBGM: ボクハナク (鈴木博文; Ustream配信でのlive at temae)