♪波打って遠くまで続いていた♪

高2は、同格のthat節を伴う名詞を辞書で確認し、例文をホワイトボードに書いておく、という宿題。
辞書の例文を拾い出すだけ、と思うかも知れないが、この作業で写し間違いするところは文法的な弱点でもあるし、自分で写した英文の意味とか構造の説明を何も見ずに出来れば、守備範囲に取り込む準備完了ということでもあるので、課題としてよく使っている。
thatの後にS+Vが続いたときは、足跡の有無を確認する、という手順は出来てきたようなので、この先は、名詞の可算不可算と冠詞の有無が壁になるだろうか、と予想していたら案の定、

  • information
  • possibility
  • report

などではあまりきちんとした把握が出来ていなかった模様。

  • I took up the proposal that we meet twice a month.

という例文で、普通は名詞proposalのthat節中の動詞の時制は、動詞proposeの語法を受け継ぐので、原形か should原形、というようなことを教えると思うのだが、その前にtake up の意味を「取り上げる」と解釈していた生徒がいて、problemと混同しているのか、辞書の語義を読んでいないかだろうと判断し、全員で辞書を引いて再確認。ついでに、語法も確認できたので結果オーライ。
テキストの文章は固有名詞も多い英文なので耳障りな女性の吹き込みを我慢しつつCDのリスニングから。

高1はカバディに別れを告げ、カポエイラ。
チャンク毎に改行された英文とそのフレーズ訳 (合いの手入り) とを行ったり来たりで、最後は和→英までを目標。<前置詞+名詞句+時制の決まったbe動詞+名詞句>という倒置は初めてといっていいので、「be動詞、時制が決まれば閉じカッコ」の合い言葉が使えない時の対処法として整理。音読はいきなり重ね読みをして、できないところを際だたせてから、精聴。その後、各自練の後斉読で終了。
ようやく、1時間で1パートくらいこなせるようになってきました。3学期には教科書がしっかりと終われるでしょうか、それとも進度に追われるのでしょうか…。

放課後の定例職員会議がなくなったので、急遽本業。湖へ。
台風一過で、午後からは快晴だったのだが、湖についてアップする頃には強風に。波が艇の上を越えていく程の高さではなく、シングルスカルでも漕げないことはなかったので、出艇。
もともと定常漕のメニューだったが、逆風では高強度UTの様相。正味1時間で揚艇・納艇。上がってくるころには日もかなり傾き、風も穏やかになっていました。ダウンとストレッチをして終了。
テスト作成もいつもながら苦心しているのだが、国体も終わったので、読書も再開。
今、読んでいるのが、

  • Incomplete acquisition in bilingualism: re-examining the age factor / Silvina A. Montrul

2008年にJohn Benjamins Publishing Companyから出たもののペーパー版です。もっと早く読みたかったのですが、ハードカバーは高くて買えませんから。
これが単著ということにも少々驚いたのだが、「常識」などとも言うひとがいるage factorについて、「今」わかっていることを整理する目論見で読み進めているところ。日本の大学の先生で誰かこの分野が専門の方が邦訳を出してくれないかしら…。

脳が疲れたので、「ナンバー」の今週号に載ったジュンの写真と記事を見て、「海皇記」を読んで、敦煌に思いを馳せて就寝。

本日のBGM: Beautiful (吉井和哉)