the age of majority

ELEC同友会英語教育学会の大会が無事 (?) 終了した。
今回で、協議会から独立後、第12回となる。干支で言うと一回り。そろそろ成熟した研究団体、学会として認められる頃だろうか。会長、名誉会長以下、おなじみの顔ぶれに加え、随分と若い先生が増えたなぁ、という感じである。自分の10年前、20年前を考えると、若手にも充分発表の機会を与えてもらえるのがこの学会の良さでもあるのだ。会員も学会も、若さ=伸びしろ、と考えて日々成長して欲しい。私も少しでも恩返しができるよう尽力したい。
朝6時に、長沼先生から資料の変更点をファイルで送付してもらい、内容を確認する。今思うと、この資料が一番のおみやげになったのかもしれないので、もし、外部試験の内容・評価の枠組みでご不明の点があれば、私か、長沼先生にご連絡をお願いします。
8時半に拓大へ。長い一日の始まり。午前中は、斎藤栄二先生の講演。斎藤先生自身が、ELECの奨学生として、3ヶ月間の講習を受けた話など、初めて知ることもあり、興味深くお話を伺った。教育・教師に対する愛を感じた講演であった。
午後・第二部の分科会が自分の担当だったので、昼を挟んで予行演習。昼食を食べに行く途中で、以前教科書を一緒に書いていたS先生に遭遇。相変わらず、気骨のある方であった。
ライティング部会の発表は資料を50部用意したのだが、意外にも開始前に全部はけてしまった。6階までわざわざ足を運んでいただいてありがとうございました。私の発表資料の中で、早稲田・法の出題の、”the age of majority”という表現に疑義を挟んだのだが、参加者より、「the age of majorityは法律用語で、正しい英語表現である」と教えられた。ご指摘深謝。謹んでお詫び申しあげます。
グループでの協議にあたって、私の用意したチェックリストの構成が却ってアイデアを制限してしまうのではないか、とご意見を頂いた。左に、ライティング問題の構成要素、右に授業展開というもの。懇親会でK先生とお話しした際にも話したのだが、1時間または1課の授業展開を時系列に並べて、チェックリストの構成を作ると、インベントリーのようになって、「多くの項目に配慮してあればあるほど優れたライティングの授業になる」という印象を持ちかねない気がするので、ちょっと悩むところだ。項目の中では、テクストタイプへの配慮、語彙の扱い、フィードバック、時間配当あたりが実際の授業展開を考える際の大きな変数と言えるだろうか。「チェックリストが形式にこだわりすぎている」という指摘は、申し訳ないがちょっと意図することがわからない。疑問点等、メールをいただければ対応したいと思います。
メインイベントもいえるビデオによる授業研究は、学芸大附属竹早中の金枝岳晴先生の中学校3年生の授業。会場は満席で立ち見(座り見?)も出るほど。
落ち着いた授業。「中途半端なコミュニケーション活動は行わない」という言葉が印象的。勇気のある言葉だ。教育実習の時期に収録したビデオとのこと。学生の参加者が多いので、どの程度この授業の良さが伝わったか不安だったが、指導助言者の下村勇三郎先生のジョークを交えた解説によって「視点」が与えられたかと思う。学生の方は、教科教育法のレポートなどが課されているのだと思うので、執筆の際に反芻してもらえることを願う。
懇親会では公立時代のかつての同僚T先生とも旧交を温めた。同世代ということもあり、さらにはお互いの20代から30代にかけて苦楽を共にしてきただけに、元気で活躍しているのを知ることは嬉しいものだ。教職経験20年。ようやく1人前とみなされるころなのだろう。これからのお互いの歩みを時折照らし合わせて見たいと思う。
茗荷谷でさらに二次会を経て帰宅。
本日はありがとうございました。