「立ち止まるのはまだ早いだろう」

tmrowing2010-05-08

連休明けは体調が今ひとつで、麻黄湯のお世話に。
授業は普通科の高2で、SVOOの文型。テキストは『本多本』です。
テキストの用例はgiveを用いたものだったので、「四角化で視覚化」と「とじかっこ」でまとまりと並べ方を確認。「キャッチボールの文型」という、今後も使い続ける考え方を示すために、野球部の顧問のH先生に頂いた、ラグビーボール型のミニボールを持って行きキャッチボール実演。
その後、辞書で、giveを用いた同じパターンの用例を抜き出す作業。当然のように、クラスの1/3くらいが辞書を持ってきていないので、隣同士、または4人に一人くらいで辞書を共有できるように、持っている生徒の辞書を空白地帯に貸し与える指示。用例が見つかったら、板書で確認。
その後は、showを用いたSVOOの文型の用例を見つける作業。この例も板書で確認。この後、lendという語を引かせて、板書。giveの過去形がgaveであったことを踏まえて、lendの過去形の活用を確認、lentを得る。ここからが練習。辞書を借りて作業をした生徒は、主語と、直接目的語の部分をスロットとして、

  • □ )lent me ... dictionary.

で□と…に適切な語を入れて、自分のことを英語で語る。
辞書を貸した側の生徒は、

  • I )lent □ my dictionary.

辞書を忘れて隣の生徒に見せてもらった者、空白地帯で、辞書を共有した者、見せてあげた者も含めて、

  • □ )showed me … dictionary.
  • I )showed … my dictionary.

という英文を口に出して、テキストに補足する。
代名詞の所有格や目的格が怪しい生徒もいるので、とじかっこの前は主格、□に繋がる下線部が所有格、とじかっこの後や、前置詞のあとは目的格と便宜上扱っている。
最後の5分間で、単語の縦書きのやり方を示して、個人練習。

土曜日は、高2進学クラスの課外授業。
柳瀬和明先生の書いた読解系の大学入試対策書から、話題の「広がり」と「深み」に関わる自己診断テストをやってみる。入試最頻出12ジャンルそれぞれに15項目のチェックリストと、出題校それぞれのテーマ、日本語での参考書籍があげられている。各ジャンル毎に得点を集計し、レーダーチャートを作成。塗り面積を確認。個々の最重点課題を自己診断。その診断を元に、二階の多展開教室にある岩波新書やジュニア新書などの書籍から、関連する本を二冊借りて、そのテーマを一気に読むという活動。
途中、柳瀬先生の本で扱われている入試問題で取り上げられる問題の日本語要約とテーマ語彙を提示。話題への対応ができたら、どのように「英語」にアクセスするかを説く。トイレ休憩を挟んで、ひたすらテーマ読書。最後は、『現代用語の基礎知識・学習版』の2009年版を見せ、2010-2011年版の最新刊の告知をして、「この程度は押さえておかないとまずいですよ。」と購入を示唆。どうなりますか。

昼からは本業。湖がブイの張り替えのために使用ができないので、学校で陸トレ。
まずは、1年生に熊本遠征のビデオを見せながら解説。テクニックよりは、物理的な姿勢と精神的な姿勢について。
その後、教則DVDのテクニカルドリルを見せる。rolls-upの際の姿勢とグリップについて、丁寧に解説。艇全体の加速がよく分かる両舷での漕ぎを見て終了。体育館へ。
トレーニングはエルゴ組と体幹組とを入れ替えて。約1時間で終了。臀部・股関節周りのストレッチを教えて、PNFを実演。自分の身体の反応や変化に敏感になることの重要性を強調。
準備室に戻り週明けの授業準備をして帰宅。
帰宅後に仮眠。40分ほど。簡単に夕飯を済ませ、依頼されていた英語教育関係の仕事をひとつ仕上げて一段落。明日で、もう一つ終える目処が立ったので、獺祭。
先日、亡くなった沢田としき氏によるコラージュが表紙になった昔の雑誌がでてきたので、懐古モード。

  • 『SWITCH No.13』 (冬樹社、1984年)

最後には、”Nobody can’t stop here.” という漫画も収録。この当時は、”unknown nationality comics”と自らの作品にラベルを貼っていたのだった。 他にも、何冊か、コミックスをとってあったはずなのだが、これ以外は出てこなかった。

本日のBGM群:
Don’t stop the music (杉真理)
夢のスキマに (堂島孝平)
SKY (オオハシタクヤ)