”not to talk about it, criticize it, nor waste it”

期末テスト初日。
今日は、高1のオーラルのみ。ライブリスニング、時間どおり50分ピッタリ。

  • 歌詞の穴埋め2曲。
  • ディクテーション5文。
  • モノローグ4題。

モノローグは授業で行った、「…リスニングの旅」で用いたスクリプトをそのまま使って、内容理解の英問英答、空所補充、内容一致文選択で3題。もう1題は、スクリプトを加筆修正して250 words位にして、難しくなった分、内容理解の設問は内容一致文選択に。これで夏を超えれば、高1のレベルに入れると思う。
上位の生徒はそのうち、2年生に追いつくだろうなぁ。人数が少ないから、下位の生徒のフォローは、2・3年生よりはやりやすいだろうけど。
高3は先月の模試の結果が張り出されていた。阪大でA判定が出た生徒がいて職員室でも話題になっていたが、この時期の判定は割り引いて考えないとね。9月から、最後の判定が出る11月以降まで、安心せず、慢心せず。私も、自分が受験生の時に代ゼミの慶應大模試と上智大模試で両方とも英語で全国1位になったので、いい気になっていて、本番の共通一次で失敗しているからね。慶應の面接でも失敗したけれど…。
進学校の生徒を見ていて感じるのは、模擬試験がなくなった12月以降に、自分の道標を見失ったかのように不安感を募らせる者が多いということ。要は骨太の学力、英語力をつけることです。英語、語学を楽しむ心の余裕があれば言うことはないけれど、ある程度の力がついてこないと余裕は出ないからね。まずは、脇目もふらず、必死に取り組むことでしょう。
期末試験後、よくわからない「平常授業」期間なるものがあって、その後進学クラスは「夏季課外」に入る。この教科の組み方もよくわからないのだな。ものすごく中途半端。やるなら徹底して、一日中勉強漬けにしてしまえばいいのに。
高2の英語は、課外も学習合宿も自学自習でいいでしょう。

  • 中学レベルが覚束ない者は『くもんシリーズ』で文法のネタを確認しておき、『ぜったい音読・入門編』の徹底的な音読筆写を済ませてから、『組田本』で文法の屋台骨を学ぶこと。必要に合わせて、『本多本』で中学レベルの単語を徹底。その後『ぜったい音読・標準編』に。並行して『P単』正答率を6割まで引き上げたい。この段階では「スラスラ感」を味わうことのできる素材を外さないことが大切なので、調子が出ない時は『…入門編』でシャドウイングなども続けること。
  • 高校の学習項目で躓いている者も『ぜったい音読・標準編』の音読筆写を終えたら、『組田本』で文法の見取り図を確認して、『ぜったい音読・挑戦編』で高校英語Iのレベルの音読筆写。夏休み中にクリアする覚悟で。品詞と語順の徹底を図ること。『P単』は8割を目指す。学習の最後に英語が残ることが大切。
  • そのレベルをクリアしている者は、3日から7日間くらいで、一気に高校入試レベル+αの問題演習をやっておく。これは『くもん』でも『スーパーゼミ』でも、『毛利本』でも『宮内本』でも『パーフェクトコース』でも自分の気に入った奴でいいでしょう。その後、『鬼塚本』で文法・語法への切り口を作ってから、高校レベルの素材での多読・音読へ。『宝島版・藤本本』も2冊あるので、こちらにチャレンジしてみるのもよいだろう。『週刊ST』のレベルだから、高1程度です。『P単』は8割以上クリアーできるのであれば、あとはスピードアップと正確さの両立を。語彙は2秒で反応できること。時に英→日もできることが望ましい。
  • 英検2級を取っているなら、今、三年生の教室に置いてある『ケネスの…速読シリーズ』を読んでみる。1日1冊で、7日間で7冊読破。その後、少し時間をおいて、3日で7冊。最後は1日で7冊。素材のレベルアップに対応して理解度もアップさせ、さらにスピードもアップさせる。この教材は古いことは古い(何てったって、私が受験生の頃に初版が出たんだから)が、コロケーションの扱いが丁寧なので、読んだ後「達成感」+「語彙力」という副産物が期待できる。後発の1冊にはCDもついているので、音読・シャドウイングなど、今までの学習方法の総決算・集大成にもなるだろう。

これらを進めていく上での疑問点は『Q & Asもの』で調べたり、私に質問に来ればよいでしょう。ノートに学習を進めていく上での疑問→仮説→検証→発見(驚き・感動・悦び)のサイクルを記していければ、必ず学習は自立しますから。
目先のことに囚われず、まずは藻掻きなさい。文句を言ったり、愚痴をこぼしたり、能書きを垂れたりする前に、味わうことです。

仕事を早々に切り上げ、床屋へ。
ひげそりの間に寝てしまいました。ご迷惑おかけして申し訳ない。
帰宅後、妻が阿知須で購入したケーキを食べてみる。このブログにコメントを下さる、やまねさんに教えて頂いた店だが、はじめてのお店なので、珈琲ではなく紅茶でいただく。ディンブラ。良いお店を紹介して頂きました。やまねさん、ありがとうございます。
さてさて、脳にブドウ糖をチャージしたところで、私は作問へ…。

本日のBGM: He gave us the wine to taste (Jonathan Richman)