寄らば大きな…。

東京は、またまた「緊急事態宣言」。隣接県在住の私にも多大な影響あり。なにせ、仕事場が都内ですのでね。
無策のツケを市民に負わせる政治には辟易。

生存確認も兼ねて、生業の英語教育関連での告知などから。

4月25日の「初級」と同じ内容で、行う「文字指導/handwriting 指導法」のセミナーです。
2021年5月9日(日) 13:00〜16:30 オンライン開催

passmarket.yahoo.co.jp

  • 文科省で指導する立場にある方も、そろそろ私の話を聞きに来てはいかが?自治体の指導主事の方や、大学で教科教育法を担当されている方は既にいらしていますよ。

5月には、さらに「名詞句」関連か「英文ライティング」関連でのセミナーも企画検討中です。ソーシャルメディアの告知をお見逃し無きよう。


6月12日(土)
関西英語教育学会 (KELES)
第27回研究大会 企画ワークショップの2
英語教材の文字の話: 「文字指導」を語るなら、このくらいのことを考えておいてはどうか

sites.google.com

  • 巷の「文字指導」の話で、「それ、ピントがズレてんじゃないの?」と思うことが多くなってきたので、セミナーだけでなく、こういった「学会」からのオファーもお受けしました。英語の「教材における文字の扱い」から考える場としたいと思っています。

小学校の英語教科化も二年目を迎えた。それ以前の「教材」であったWe Can! で採用された欧文書体(フォント)が従来のものと大きく異な ることが注目され、補助線である「四線」の間隔が物議を醸した。小学校の検定教科書で、UDフォントの採用などの変化が見られたことで、 今年度から新課程となる中学校の検定教科書でも、中1用では各社で「文字」の扱いに配慮、工夫が見られるようになった。今回は、そのよ うな「目に見える変化」も含めた、教科書や教材での「文字そのもの」の扱いの問題点を取り上げる。「文字指導」という観点では、 handwriting に焦点を当て、児童生徒が「目にする文字・読む文字」と「実際に書く文字」の適切な扱いを考える場としたい。


あと、随分先の話ですが、

9月25日(土)
日本テスト学会 第19回大会
公開シンポジウム:大学入試の「英語」はどこに向かうのか
企画・司会:南風原 朝和
話題提供者: 大津 起夫、渡部 良典、阿部 公彦、松井 孝志

www.ai.lab.uec.ac.jp

  • この企画は、実は昨年の9月に行われるはずだったものです。所謂「コロナ禍」で、大会そのものがキャンセルになってしまい、私としても、「共通テスト」の開催前に問題意識を喚起しておきたかったので残念に思っていました。今回、大会はオンラインでの実施で、しかも再び「シンポジスト」としてお声掛けいただいたので、「英語ということばを高等学校段階で30数年教えてきた者」として、さらには「英文ライティングを含む英語教材のマテリアルズライター」の視点で、「大学入試」に斬り込みたいと思っています。

生業の「英語教育」の基本は、やはり「実際の指導場面」での「人」と「ことば」です。
日々の授業を充実させるには、「教材研究」が不可欠。
最近、小橋雅彦先生がこんな本を出されました。

若い英語教師のための教材研究入門 小橋 雅彦

www.kyoiku.co.jp

twitterでも紹介したのですが、あっという間に「100いいね」が付き、ちょっと驚いています。

https://twitter.com/tmrowing/status/1385749817008160773?s=20

2021年4月25日現在、密林では在庫切れですね。

ホントに教材研究って大事なんですよ。「読み」がデフォルトの教材が多いのに、「読むのに適していないエイブン」とか、「つながり」や「まとまり」が、そこかしこで崩れているのに、「主題を問う」内容理解の設問に答えられたら、読めたことにしてしまうものなどの存在に気づくのは、教師が自分で読むからこそです。

私がどのように教材研究をしてきたか、そして今、しているかは、このブログの過去ログや、twitterなどのソーシャルメディアを読んでいただければよく分かると思います。
先日、まだ私が若かった頃から多大な影響を受け、僭越にも追いつき追い越せと思いつつも、某テスト部で一緒に仕事もさせてもらったT先生から、こんな呟きを投げかけられました。

https://twitter.com/Shun1t/status/1383676461521903618?s=20

私の回答は今までにも表明している通り、T先生ご指摘の「一覧性の悪さ」は意図したものです。情報として消費されるのがイヤで、見出しとかのタグ付けを一切排して、一本の記事の初めから終わりまで読めばわかるけど、欲しい情報だけつまみ食いして読むことができないように書くことを心がけていました。更新頻度が低下した今では、告知が多くなってはいますが、基本は同じです。もっとも、はてなのブログには「検索窓」がありますのでね。

ということで、教材研究で本当に大事なこと、視座、技術、資料などで、他所では得難いものなども、どこかを探して、くまなく読めば分かると思います。タダほど高いものはないっていうじゃないですか。お時間と心に余裕のあるときにでも。

本日のBGM: みちくさ (浜田省吾)