「みんな牙を隠し 大人のふりをする」

行ってきました,東大へ。言ってきました、東大で。

2019/02/10
東京大学高大接続研究開発センター主催シンポジウム
「大学入学者選抜における英語試験のあり方をめぐって(2)
https://www.ct.u-tokyo.ac.jp/wp-content/uploads/2021/11/koudai-sympo2019-report.pdf

登壇者のうち私だけ遠方なので、土曜日のうちに上京する予定でいたのですが、三連休の初日と三日目に雪予報で、飛行機が飛ぶかが本当に冷や冷やで。
南風原朝和先生に、万が一のことを予め伝えていたのですが、先生は流石に大人(たいじん)です。「大丈夫だと思いますよ」との返事。本当に大丈夫でした。
着陸態勢になって雪雲に突っ込んだところで相当に揺れましたけど。

まずは、「シンポジウム」に穴を開けずに済んだことに安堵しました。

今回、南風原先生にお声掛けいただき、

石井 洋二郎 
南風原 朝和 
大塚 雄作 
荘島 宏二郎 
亘理 陽一 
笹 のぶえ
(敬称略)

という登壇者の中にいれていただくという貴重な機会を与えていただいたことにあらためて御礼申し上げます。皆さんの講演から、刺激を受け、多くを学ばせていただきました。
会場にお越しいただいた方たち、スタッフの皆さんにも感謝いたします。

既に,シンポジウムの当該頁に,当日の発表スライドもpdfでアップされていますので、会場でお聴きいただいた方も、申し込みたかったけれど既に満席で受けつけされなかった方も、前日の雪で上京が適わなかった方も、申し込むつもりはなかったけど面白いらしいと耳にして興味を持った方も、興味があるくせに悪態をついていたような方も、是非、こちらの資料にお目通しいただいて、考察・議論を深めて下さいますよう、お願いします。
昨年の「第一回」の流れを見ますと、このあと、3月から4月くらいに「報告書」がリリースされて、当日のやり取りも含めて再現され、シンポジウムの成果をあらためて世に問うことになるようです。

センター主催シンポジウム「大学入学者選抜における英語試験のあり方をめぐって(2)」を開催《講演資料を掲載》

https://www.ct.u-tokyo.ac.jp/news/20190210-symposium2019-report/

当日の実況や感想、ご意見などは、こちらの「まとめ」に詳しいかと。○先生、ありがとうございました。

東京大学高大接続研究開発センター主催のシンポジウム「大学入学者選抜における英語試験のあり方をめぐって(2)」2019年2月10日
2月10日行われた標記シンポについて、ツイートを速報的にひとまとめにしました。少しずつ修正していく所存です。

https://togetter.com/li/1318020

ということで、SNSでもそれなりに反応,反響はあったように思います。期待に沿わない内容、展開、結末など、それぞれの視座、立場で思うところはあるでしょうが、私自身の講演(?)の補足も含めて、「報告書」がリリースされるまでは、このブログでもあまり多くを語りませんので、ご理解いただきますよう。
既に、SNSで呟いていたことだけ、こちらで再録しておきます。

Takashi Matsui on Twitter: "(承前)疑問点や懸念に対してほぼ無回答で時が過ぎ、政策実施期限が迫っている今、「理」を説くだけでは世の中は動かないように感じているからです。「NPO法人・森は海の恋人」の畠山重篤氏の「世の中を変えるには詩人が必要だ」という一節を反芻していました。詩人も叫べ、という批判は甘受します。"

個人的に、メール等でお尋ねいただけば回答はいたしますが、その場合も、直ぐに回答できるものと、報告書のリリースを待って、というものがあるのかな、という理解です。

ただ、一点、それぞれの先生からの講演のあと、質疑応答・討論の段階で、石井洋二郎先生から、「TOMOYO問題」が取り上げられ、会場が笑いに包まれるという場面についての補足を。
会場の400余名の面前で「信仰」の告白をするというのは、なかなかない体験でしたが、石井先生のこの御著書の項目を見るに、「名前」で突っ込みが入るのは必然だったかと思います。念願のサインもいただきまして、本当にありがとうございました。
こちらでご確認下さいますよう。

本日のBGM: 2月の雲(原田知世/作詞:高橋久美子、作曲:伊藤ゴロー)

追記:当日私が胸ポケットに付けていた、"center hero" の缶バッジは荘島先生に差し上げました。
f:id:tmrowing:20190216165727j:plain