Please don’t confront me with my failures.

本業の国体中国ブロック予選終了。選手はもちろん、コーチ陣、サポートしてくれた大学生のみなさん、本当にお疲れ様でした。今回は、広島まで県知事の視察もある中、思うような成績を残せず、抜本的な強化策の見直しが求められる結果となりました。現実の課題と真摯に向き合い、獲得した出場枠では、本選に向けできる限りのサポートをしていきます。
それにしても、この週末の陽射しで、一気に黒くなったなぁ…。
今日は、午前中、自チームのトレーニングを近くの湖で。
少し早めに切り上げ、遠くの湖まで、成年チームで使用したスカルオールを収納しに。帰りは学校に戻って約140km。もう一回、広島に行けましたね。

進学クラスの夏期課外講座もスタート。
高1は、『ぜったい音読』の続きと『レベルアップ英文法』の仕上げ。中途半端ではいけません。
このレベルの素材、英語表現を扱っている間に「四角化」と「とじかっこ」、「番付表」を自分のものにできるかどうか、意識の問題です。
ダイアローグからモノローグへdictoglossでの橋渡しをしてから、「パラグラフ」の基礎へ。「イカソーメン」の導入で、「繋がり」と「まとまり」を意識した “input” を課す夏にしたいと思います。
高2は、ようやく高2レベルへ。
ライティングは1学期で通過してきた『コーパス口頭英作文』の完成から、「意味順」での「それぞれのスロット」に入れることのできる中味の拡充。ターゲットとなる文法事項では、「比較」と「句と節」を少し重点的に補強することになるでしょうか。
リーディングでは、「学級文庫」も活用して、同じ「話題・主題」でのテクストタイプの異なる英文を行き来する練習。世の中、段落の最初と最後を読めば解決、みたいな文章だけではありませんので、基本を押さえつつも実作が大切。「森」に鍛えてもらいましょう。
夏の終わりには「主題」感覚が研ぎ澄まされ、「繋がっている英文」とそうではない英文の違い、「纏まっている英文」とそうではない英文の違いが、少しは感じられることが目標です。
私の実作は、この夏の教員向け研修会の準備。
「書くこと」と向き合う講座ですので、まずは「きちんと」書かれた英文を整理することから。
本来、さまざまなジャンル、文体の「素材文」の見本市、ショーケースとなるべき「教科書」に、その要素を期待できなくなって来ましたので、

  • テクストタイプに応じて
  • 同じ話しを違う話し方で

「意味・内容」から「ことば」と「ことばづかい」へシフトしたいと思います。
素材としては、

  • 教科書・参考書や入試問題とその解答例の「英語」から庶民の普段着の「英語」まで
  • 徹頭徹尾、事実・客観で迫るものと情緒的・定性的なものと、その「汽水域」と
  • 笑いあり涙あり、お堅いマジメなものからパロディも含むユーモア溢れるものまで
  • 賞賛や「激同」、さらには、批判・非難、「罵詈雑言」の類まで
  • 詩や歌詞など身近な韻文から、英語俳句やacrosticなどあまり馴染みのない定型のものまで
  • 古今東西老若男女

などなど、振幅を大きく取っていろいろ眺めた上で、「調理実習」にぴったりな「活き活きした」英語を持ち込みたいと思っています。講習の時間には限りがありますから、事前に「このブログを読んでおいて下さい」とお伝えしてあります。

  • ああ、あのときのエントリーで言わんとしていたことは、このことだったのか。

という気づきに繋がれば、という目論見です。
もっとも、今書いたような「目次」のような文言だけでは、伝わりきらないことが多いでしょうから、「教材」から引いておきましょう。