“You’re what you don’t read about.”

連日の冷え込みのおかげか、穏やかさを感じるくらいの天候で、進学クラスのみの授業が終了。
高2のライティングは、日記で時系列に沿った処理をするために必要不可欠な「副詞節」へ舞い戻る。重ね塗りか紙漉か。週末はセンター模試とのことだが、特に対策などはせず。これまでにやってきたことを地道に。
高1は、『魔法使い』と『アルプスの少女』のグループワーク。どのように比較検討するかというお手本で、『オリバー・ツイスト』を扱ったわけだが、もう一つの例として、『イソップ寓話』から、「ウサギとカメ」の比較対照をハンドアウトにして解説。(The Hare and the Tortoise.doc 直)
それも参考にして、グループに割り当てられた作品で、それぞれの理解の摺り合わせ。日本語に訳して終わりではなく、言葉を読み込む作業。生徒が調べたり相談したりしている間、圧倒的に手持ち無沙汰なので、「学級文庫」の整理。英語の本ではなく、日本語の本の棚を写しておいたので最後に紹介しておきます。
7限を終えて一端帰宅。
妻に送ってもらい、職場の英語科の先生方で集まって「食事会」。
先日の高校入試では、非常勤講師の方達にも採点業務などかなり無理を言って協力してもらいましたので、そのご苦労さん会も兼ねています。みなさん、楽しい夕餉を有り難うございます。地酒も味わい重視の良い品揃えだったので、私は山口の地酒「東洋美人」をお代わりしつつ、最後は「出羽桜」で。その後、主任と二次会へ。こちらでは、牡蠣や鮟肝などに合わせて体幹の強い「貴」を。呑まれないうちにお開きにして、私も帰宅。

本日のBGM: pulling mussels from the shell (squeeze)


日本語について考える契機に。数学や論理も。

演劇や講談、漫才、歌舞伎の世界など多種多様な「言葉」を操る人の言葉に触れる。平田オリザと後2冊くらいが貸し出し中の模様。

詩と書・文字。

作文・小論文。そして小説関連。亡びてたまるか!

短編や時代小説も。文学を考える契機に。

翻訳・JJ・河童。随筆も含めて文体の意識を揺すぶる。

自己との対話もことばの仕事。斎藤喜博や河合隼雄、森毅など、この棚は貸し出しが多いようです。

リテラシー。佐伯胖『コンピュータと教育』が白眉。渡邊の『納得の構造』では国語教育の評価に不十分さを感じるが有益であることは確か。

棚からはみ出したことばたち。『高ため・三部作』も。

サイズの合わない本はこちらへ。