今日は、進学クラス高2の試験と高3の授業2コマ。
試験の出来は、想定の範囲内。なかなか温度差は埋まらないものです。エアコンの稼働する季節だしね…。
高3の方は、whenever で例文の確認、シャッフルして対面リピートまでと幸先良いスタートを切ったものの、続くso … that で躓く。生徒が辞書から抜き出してきた用例は全て肯定文。時制との絡みで、「結果」と「程度」の識別が必要な用例が出てこなかったので、仕切り直し。その後、私が辞書から抜粋した用例をディクテーション。例えば、こんな英文です。

  1. I may be poor, but I’m not so shameless that I would steal.
  2. It’s not so urgent that you have to rush.
  3. I don’t think the matter is so important that the president himself has to go.  (以上『研究社和英大辞典』より)

この項目は安藤貞雄『現代英文法講義』 (開拓社、2005年) くらいの文法書になるときちんと例を示して解説してあるのだが、いかんせん多くの学参では痒いところに手が届く以前に、「痒くないですか?」とこちらが聞いてあげないといけない状況だろう。内容と英文の確認、補充・差し替えを指示して、so (that) 第2弾へ。
こちらは、that が省略されることも多いが、助動詞が押さえられればどうということのない表現。それでも、自ら生き直す必要のある例には出くわすもの。良いきっかけとなったのが、

  • The vase had been put on top of the cupboard so that it wouldn’t get broken. (LDOCE)

で、なぜ “top of the cupboard” なのか?という問い。「何故、床に置かないの?」という問いに対して、最初、生徒は「蹴飛ばして割るといけないから」などと考えていた節があるのだが、「なぜ、テーブルの上や、戸棚の中段では不可なのか?」と考えを及ばせてようやく、子どもの手が届かない高さ、というイメージに辿り着いた。タスクに盛り込んで学習者の気づきを待つよりも、教師が狙いを持って仕掛けていく方がいいこともある、という教室の真理に目を啓くことも大切。
本業はお休み。授業担当者会議の様子を担任の先生から聞く。選手は苦手なりによくやっている模様。
週末の予定をあれこれと画策していたのだが、突発的な案件が生じたので、急遽キャンセル。
連絡していた方々、申し訳ありません。再会はまたの機会に。
明け方の朗報を待てないので、早く寝て早く起きます。
本日のBGM: Dawn Speech (山中さわお)