”Yes, we are.”

普通科の「四角化」シリーズは、その7、「代名詞は何の代わり?」。

  • 名詞には三分類がある。「ひと・もの・こと」。「ひと」は生きもの、「もの」には、生きものとそうじゃないものとがあり、その生きものには「性別」がある。そして英語では名詞を考える時には、必ず「数」の別を意識する。

という「四角化」のまとめとなっている。四角化を済ませたということは、上で書いたことが頭の中で自動的に処理されているということでもある。例によって、主格・所有格・目的格ということばは使わず、とじかっこの前・左に来る形、名詞の目印となる形、とじかっこの後・右、前置詞の後・右に来る形で視覚化。生徒が整理できていないのは、“our teachers” でいえば、「私たちの先生」のうち、最初に来る「私たち」という意味に引きずられて、代名詞に変えると、we / usなどとしてしまう部分。四角で囲むのはどっち?と問い名詞を意識し、teachersの3分類の確認から。人・性別不明・数は複数ということは?と板書で答えを整理。このような中学校の再入門はすぐに終わってしまう生徒も多いので、教え合い、学び合い。頃合いを見て、“your classroom” と “their shoes” を板書で確認。「もの」のうち、いきものでないものは「数」で考える。
音読を終えて、以前のプリントへ戻り、「スラスラ感」のできている名詞句での変換練習に。その5は、いわゆる限定詞類の整理確認で使ったドリル。その名詞句を速攻で代名詞に置き換える。続いて、その6の「A of BでBのA」に移り、このような名詞のかたまりが長いものでも同じように、代名詞にすぐ変換できるか?と問うたところで、予定通りチャイム。その6の復習から、次回はその8で新しいところに入るという予告をして、終了。実習生が2人見に来ていましたが、進学クラスとの差異に戸惑うでしょうね。実習生には、その8までのプリントをコピーし、配布。例としてあげてある日本語と英語を見て、その伏線に気づくでしょうか。
進学クラスの2年は、課題のダメ出し。お手本のハンドアウトの「ことば」を熟読玩味する、自らの血肉化するという意識、視点を支えるのは「やらずんばなるまい」 (inspired by 大村はま) という一人ひとりの覚悟。私の覚悟でもあるのですけれど…。
3年は、演習。文脈からの語義の類推に関して、「授業では扱わないけど読んでおけ」プリント配布。基本動詞の語法、という項目がテキストにあるのだけれど、この学年が2年生の時の課外で行った詳細なプリントがあるので、それを引っ張り出させる。びっしりとメモが書かれたそのプリントを見て、何を思うのだろうか?自分の学びを早く見つけることです。
放課後は、本業、体育館の上で体幹トレ。
バランスボールとメディシンボールも活用し、約2時間。明日も同様のトレーニングです。
進学クラスの準備室で、教員間で話題になるのが大衆音楽。
今日は、「電気グルーヴ」でした。結成20周年で某局の特番があった模様。
先月私が、中古CD店で『A』の未開封・未使用を入手してきた時も、敢えてこの準備室で開封したくらいですから、やはりこの世代が気になるアーチストではあるのですね。
今日は、私が妄想するイベントの話しを他のスタッフに振っておきました。

  • 電気グルーヴ vs. 電撃ネットワーク 司会は、でんでん

少しだけハッピーな気分になれました。
仕事を終えて、フォーラムの講演概要と講師略歴のまとめ。あとは、基調テーマですね。
面白い、といっては大先輩や大学者のみなさんに失礼だが、面白いのだから仕方がない。運営委員のひとりが、「ワクワクする」と感想を漏らしたのがよく分かります。
週明けには1次案内の骨子ができるでしょうか。今しばらくお待ち下さい。
夕飯のおかずは、刺身の盛り合わせに豚汁。
先日とてもおいしい豆腐を食べた時に、その豆腐の味が、私の舌にかすかに残っていたと思しき、西巣鴨でお世話になった「とん清」の豚汁の記憶を呼び覚ましたので、

  • この豆腐で、豚汁が食べたい。

と強く、強くリクエストしていたのでした。
その豆腐とは、広島のお豆腐屋さんが作っている、

  • 椿き家 塩豆冨

です。「北豆 = 北海道十勝産丸大豆100%」と「南塩 = 室戸南海海水塩」で作っているその豊かな旨みを「冨」としている、とでもいうネーミングでしょうか。名前に「塩」とありますが、全然塩辛くはありません。むしろ、甘いです。その甘さが、悲しい想い出を少しだけ和らげてくれました。

本日のBGM: Stupidly happy (XTC)