You’re WONDERful to be with.

イソジンマスクを忘れずに出校。
高2の2コマは質疑応答で精読。
「所有・付随」を表す前置詞の"with"自体にはない、順接や逆接といった主述を述べる部分との意味の繋がりを考えさせたり、関係代名詞の先行詞をどう解釈するかで足跡の位置も変わってくるということを指摘したり。予習では複数の候補・可能性を自分の頭で考え抜くようしつこく指示。
高1で1コマ、small talkで全米オープンテニスの話題。新聞記事から引用して、生徒に概要を問う。次回までに調べ学習。教科書の読解は30分個人作業の後、私の解説8分。
高3が1コマ。文法の問題演習。今日は「接続詞」の用法。

放課後はエルゴ。
1 min On + 1 min Off のインターバル。後先を考えず出力せよ!!

バーバの新刊を買う前に、『英語教育』の増刊号を買ってしまった。
柳瀬陽介氏の選ぶ、「今年の12冊」を読む。昨年8月刊行だったので、ここに入るとは思っていなかった『パラグラフ・ライティング指導入門』 (大修館書店) が10冊目で取り上げられていた。もう少し中味に触れて欲しかった気もするが、すでに「書評」で取り上げられているので、これで良しとするべきでしょう。これを機に、まだお読みでない方にも手にとって欲しいと思う。
伊村元道氏の「時評」は落ち着いた筆致の中に、熱もこもっている。12月の項は膝を打った。是非一読ならぬ熟読を。<惜別>と題したコラムにもあったが、6月の項で野上三枝子氏の逝去に触れ、エピソードを書かれていたのが印象に残った。私は野上氏とは直接お話しする機会に恵まれず、活字を通してしか存じ上げなかったが、最近特に手元において読み返しているのが、

  • 『小学生の英語教育』 (成城学園小学校英語研究部 著、国土社、1969年)

である。(過日のエントリーでは、 http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20071202 を参照されたし。)
日本の英語教育界はオーラル・ヒストリーを本気で編むべきだと思う。英学華やかなりし頃の福原麟太郎氏のように全集とか著作集が残っている人ばかりではないのだから。

今年は、『徹底口練』で自分のトレーニングをしていたのだが、最近少し怠っていたと反省し、再スタート。Podcastも授業で高2に紹介した手前気合いを入れ直す。
北米の母音で特徴的な caught やlawの練習に最適の市販教材を見つけたので、そこだけ集中トレーニング。

  • 『入門からの速攻音トレ 英語リスニング』 (安武内ひろし、研究社、2009年)

吹き込みをした女性の音声が格好の練習素材です。練習量としても十分かと。
教室での授業で生徒向けにドリルを作成するなら、むしろ、

  • 『絶対発音力 マトリックス方式で脱日本人英語』 (靜哲人、ジャパンタイムズ、2009年)

の方が使い勝手がよいでしょう。

さて、第2回山口県英語教育フォーラムの問い合わせも寄せられ始めた模様。
今回の講師のうち、今井康人氏はブログで情報発信もされている。

また、久保野りえ氏の中学校の授業のデモンストレーションが、過日慶應義塾大学で行われ、その詳細なレポートが慶應大の大津研究室のブログで紹介されている。大津先生のご理解を得て、以下にリンクを。

永末温子氏の香住丘高校での実践の成果は、私のこのブログでも頻繁に取り上げてきたので、お馴染みかとは思うが、以下のサイトで資料とともに公開されている。(私の知る限りでは、現時点では、これよりも遙かに進化し、充実したシラバスとなっている。)

今回のフォーラムは入場料・参加費は無料、資料代もかかりません。英語教育、英語指導に関心のある方のご参加をお待ちしております。
詳しくはこちらの専用ページをご覧下さい → http://cho-shu-forum09.g.hatena.ne.jp/tmrowing/

ネット上で古い友人と再会。mixiでメッセを送る。夢を追い続けている素敵な男です。彼のメッセの言葉で「らしい」と感じた部分を許可なく引用。

  • 相変わらず、勉強や努力は避けながら生きてます。とにかく行けるとこまで、楽しいと思うことをやり続けて行きますんで、 いつかまたワンダーで一緒に飲める日を楽しみにしています!

嬉しい言葉でした。あの大雪の日の渋谷をまだ覚えています。私も大阪周辺に泊まれるときにはワンダーに顔を出したいと思います。

さてさて、私の今夜の夢は…。

本日のBGM: Dream away (Chris von Sneidern)