「超えてゆけ、それを。」

創立記念の行事が押して、午前中の授業が短縮に。段取り悪すぎ。
高1は、英語でのsmall talkに続いて『短単』の使用上の注意。いくつかの語をリピート。続いて、フォニクスのつまみ食いで、苦手意識のある生徒を揺すぶってみる。発音練習に使った語を、一つ一つ、日常的な例文にexpandしてクラスに還元。さらに、縦書き練習のやり方を実演。ここで、過去の勤務校の生徒のハンドライティングの実例をもとに、「より好ましい文字」の書き方を説明。筆記体とかブロック体とか生徒の持っている思いこみを解きほぐすのは結構大変。実例であげた最後の生徒の書く文字は、いわゆる筆記体ではないけれども極めて優れたハンドライティングとなっていることを強調。ここまでを踏まえて、「ではどういう練習をすればこのような文字をすらすら書けるようになるのか?」と問いかけ、ストロークや文字のつなげ方の基礎練習のプリントを配布。次回はここを練習することを予告。最後に教科書の音源を聞かせながら、文章を示し「四角化で視覚化」をやろうとしたところで時間切れ。あと10分がぁ…。
文A堂の営業担当の方がようやく来られたので、少しお話。県内の進学校での教材の採択状況などを教えてくれる。県立のトップ校で使っている教材は私が東京にいた時代の同僚T先生の書かれたものであった。原稿執筆時に相談を受け、随分コメントさせてもらったのを思い出す。そのT先生も今年は異動だそうだ。そうそう、営業の方にお願いですが、『スーパーゼミ』をもっと市内の書店に卸して下さいね。
昼は頭髪再検査の生徒指導と学級委員の任命式。6限の空き時間のうちにクラスの生徒一人一人の日誌にコメントを書き、7限の高2英語へ。集中力も低下しがちなので、久保野先生の「8ラウンド音読」と「単語の覚え方」をそのまま伝授。どうせ借りるならいい褌でなけりゃ、ね。Words & phrasesの確認と解説。例文の補足。名詞vibrationから、もとになる動詞vibrateを引き出し、アクセントの位置の確認。communication; educationと例を追加し原則の徹底。焦点を当てたのは、creditという名詞の、この文脈での意味。"A give credit to B for C" という型を確認するのは容易でも、辞書のエントリーから「信用」「賞賛」などという日本語にひきずられることなく、文脈に適った意味を引き出すのは骨が折れる。今回は「〜のおかげ」という日本語を補うことで切り抜けた。
帰りのHR後、本業で湖に行きたかったのだが、教員の学校週番で校内(構内)巡視に当たっており仕方なくエルゴと体幹の指示を出し、巡視に。教員室に戻ってきたら「シラバス」に関して熱い議論。
トレーニングも終わろうかという頃に体育館へ。
夜は7時から9時まで寮の当番。
頬を伝う涙のような春の雨でした。

本日のBGM: 人生を語らず(吉田拓郎)