今日は高3ライティングのみの日。幸せなのは私だけか?
片方のクラスは進んでいるので和文英訳Pre-test 第3弾。今回は narrativeにあわせて、時に関わる表現の整理をもくろんだもの。時の副詞節に類する表現は先日書いたpicture storyのMonkeys storyの内容に特化して例文をカスタマイズしたハンドアウトを作成してあったので相乗効果が発揮されるかと期待したが、読んでいない者が多かったようだ。ちなみに、こんなものです。
after + 時の規準を示す動作・行動
- After he put all the hats back in his baskets, he was leaving the village for his hometown.
before + 時の規準を示す動作・行動
- Before the hat seller fell asleep, the monkeys were all interested in his hats in the baskets.
- He wanted to go home before the sun set.
for + 期間を表す名詞(句)
- The hat seller with a beard has been walking from town to town for more than five hours.
誤用の多い表現
at first (初めのうちは)→必ずその後に変化・転換・どんでん返しが待っている場合にその伏線に用いる
- At first he was excited, but soon he was at his wit's end.
- ※ first (of all) (まず最初に)と区別すること
at last (とうとう;ようやく;やっとの事で) → 期待や予測に対応する結末に用いる
- At last, he got all his hats back at hand.
for the first time (初めて; 〜ぶりに(= ある範囲を区切った場合にその範囲では、初めて))
- The hat seller saw monkeys for the first time in his life.
- The hat seller visited the town for the first time in years.
2限は、4コマのnarrativeで、「つなぎ語」を扱う授業。実習生のS先生が見学に来た。日本語で雑談しながら英語の授業をしている先生なんていうのは、今時珍しかったんだろうね。終了後「おもしろいっすね」と感想を漏らしていた。実習の息抜きにでもなれば幸い。明日の研究授業では思い切ってやりたいことをやって欲しいものです。
3限以降の空き時間で、「表現ノート」のチェック。読むだけでも大変。余り捗らず。週明けに持ち越しになりそう。皆さんごめんなさい。
昼休みに定期考査を欠席した生徒と面談。様子を聞いて、期末以降に向けて助言・激励。基本が出来ている人は、生活のリズムを整えることが一番。TOEFLを受験したいのでアドバイスを、ということだったので、水野邦太郎先生のサイトを紹介しておいた。TOEFLのライティングに関しては現時点で一番参考になるだろう。
帰宅後、土曜日の英授研の資料づくり。一段落。明日で印刷の予定。レジュメだけ告知しておきましょう。
英語授業研究学会 関東支部第127回例会
ライティング教師に見えているべきモノ・コト〜ダメなのは大学入試か、高校「ライティング」授業か、それとも…〜
1.大学入試問題は高校のライティング授業を阻害しているか?
- 国立大2次試験・私立大入試の出題を批評する
- 「和文英訳」は害悪か?「自由英作文」は先進の証か?
- 東大・九州大・東北大での要約型ライティングの三者三様
- お茶の水女子大の出題が開く新たな可能性
- 慶応大学・経済での作問の改善状況
- 入試問題をどのように授業に取り込むか?
2.科目「ライティング」は文法指導の避難所か?
- 「体系的」文法指導とsentence level accuracyの再考
- open-endな形式での短文完成
- 中文でのgrammar dictation
3. 高等学校における writing指導
- 「教科書」の守・破・離
- 「ライティング」の教科書はwritingを教えているか?
- 自己表現に関連して
- 幻のTM
- SELHiの取り組みから学ぶ「英語表現の発達段階」
- シラバスデザインとタスクデザイン
- 個への対応
4.ライティング教師に求められる資質とは?
- まず、健康であること
5. 質疑応答
70分で収まるでしょうか…。