「教わったようには教えるな」

本業もいよいよ正念場。6月で、上級コーチの登録の運びとなりました。新制度での第一号(?)ということでしょうか。この本業の世界も英語教育と似ているのか、相変わらず「自分が教わったように教える」コーチが多いようです。とりわけ、競技者として優秀だった人ほど、コーチングには乗り越えなければならない壁があるように感じます。まあ、感性といってしまえばそれまでなのですが、若い世代が正しく苦しめるように精進したいものです。このあたりの話題に興味のある人は、http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20050709 の記事をご覧下さい。教師にとっても、必ず得られる視点があるはずです。
さて、6月17日の英授研に向け、レジュメの整理。いつもお世話になっているO先生にもご意見を伺う。
企画段階での仮題を紹介:

  • Writing for its own sake
  • (Have Them ) Write Afterノ
  • 「あなたのライティング指導がダメな理由」
  • ライティング「的」活動、ライティング「風」活動栄えて、「ライティング」滅ぶ?
  • 達人、芸人はいらない。職人としての矜持を!
  • 「いったい『ライティング』を教えている者はいるだろうか?」
  • あなたの授業に「ライティング」はありますか?
  • 不幸な「ライティング」教師:大学入試を前にして、生徒を前にして、そして原稿を前にして
  • ライティング指導のトレンドを斬る!流れに乗ってどこへ行くつもりなのか?
  • なぜ、「ライティング」に「和文英訳」を超えさせたいのか?超えてどうするのか?
  • 「本場の英語」<「自分の言葉としての英語」

このような産みの苦しみを経て、英語教育の世界の住人たちと「ライティング」の可能性を探りたいと思います。
少し先になりますが、8月8日(火)にELEC英語教育協議会の中高教員対象の研修会で、ライティング関連のワークショップを担当することが決まりました。仮題は「高校英語ライティング授業のマネジメント」で、年間計画の立案、評価スキームの構築、教材選定、シラバスデザインなど、具体的な1時間の指導技術を超えたマクロな内容を予定しています。受講に関するお問い合わせは、ELEC協議会の方までお願いします。

近いうちに、今後の予定ページを作成しますので、詳細はそちらをご覧下さい。