桃栗三年柿八年

第8回の「山口県英語教育フォーラム」も終了し、疲労感に包まれながら正業での平常運転中です。

今回講師を引き受けていただいた亘理陽一先生、寺沢拓敬先生、運営委員の先生方、多くの参加者、そして協賛してくれた方々に改めて感謝の意を表わしたいと思います。

有り難うございました。

今回、フォーラムの告知をする中で、海外にお住まいの方からもこんな励ましの言葉をいただいておりました。

フォーラムのご案内をありがとうございます。
内容はもちろんすでにチェックしておりまして、ぜひとも参加したかったのですが、あいにく私は現在アメリカに住んでおり、伺うことができません。
今回ご登壇のお三方は、私が日頃からインターネットや本を通じてお考えに注目させていただいている皆さんですので、実は一時帰国してでも伺いたいと思っていたのですが都合がつきませんでした。
“夢の競演”を逃すことになり、大変残念です。
イベントのご成功をお祈りしております。

私がいつも刺激をうけているブログ

emi’s
http://emisblog.exblog.jp/

を書かれている、「えみさん」からのメールです。

えみさんからは、フォーラム終了時にも、

フォーラムは大成功だったようですね。
参加された方々の反応をネット上で拝見しました。
特に、亘理先生がハンドアウトとスライドを上げてくださったおかげで、フォーラムの雰囲気がいくらか感じられました。
中学高校の先生方がこのような講義を聞くことができるというのは本当に素晴らしいことだと思います。
どんな影響や変化があるか、楽しみですね。

松井先生の企画、運営から細かな準備までを含むご尽力に敬服いたします。
お疲れさまでした。
ますますのご活躍を期待しております。
返す返すも、今回出席できなかったことが残念です。
「これで終わってもいいや」なんておっしゃらず、ぜひ引き続きこうした学びの機会を私たちにご提供ください。

というありがたいお言葉を頂き、嬉しく思うとともに、身の引き締まる思いです。

この「えみさん」とのメールでのやりとりでも言っていたことなのですが、毎年、終了時には

  • 「今年で終わりかな」

という不安と

  • 「これで終わっても本望」

という充実感とがあるのです。

私が山口に来た翌年の2008年に立ち上げ、紆余曲折あれども、毎年続けてきた本フォーラムですが、毎年、毎回、ゲストの方をお見送りして、フォーラムを終えるたびに

  • 「今年が最後かな」

と思っては、翌年には、問題意識の高揚、テーマの設定、講師の依頼へと動きを始め、なんとかやりくりして続けて参りました。
協賛に関しても、当初の民間企業に依存していた運営から、事務局と運営委員数名で細々と、口コミのように告知をしてフォーラムの存在を知らしめていく方向へとシフトをし、SNSの活用など延命策を模索しつつ、今日へと至ります。

そんな本フォーラムですが、今年の第8回の終了を持ちまして、その連続開催の記録に一区切りつけたいと思っております。

来年、2016年は例年の形態・規模でのフォーラムは開催いたしません。

といいますのは、来年、2016年の11月には、色々と曰くのある「全英連」の中国・四国エリアの大会が山口市にて開催されるからです。

本フォーラムとは異なり、より「公的」な性格が強まり、「お上」の関与も強くなります。そして、その全英連・山口大会では、私も、高校の分科会で発表者の一人となっており、準備を進めているところです。私の発表の指導助言者は田地野彰先生にお願いしております。

この全英連の開催、日程が決まった後に、本フォーラムをどうするかを考えたのですが、開催時期の設定が日程的、物理的に難しいため、来年度の開催は見合わせることを考えておりました。

問題は、その翌年の2017年をどうするか、でした。

あと1年の全英連に向けての取り組み、また、その1年のブランクを挟んで、2017年度の「フォーラム」の企画運営を考えた時に、私個人の時間的、精神的な負担が余りにも大きく、校務自体に支障を来す虞があるため、現時点では2017年度の再開を考える余裕がないというのが正直なところです。

三日坊主、人の噂も七十五日、石の上にも三年、というくらいですので、短いとは言え8年というのは結構な時間であり、それなりの実りがあったとは思っています。

引き続き開催する意義や価値のあるフォーラムか確かめるためにも、もしその意義や価値があるとして、フォーラムを再開する「新たな活力」を得るためにも、この「山口県英語教育フォーラム」というものに対する皆さんの思いをお聞かせいただければと思っています。

今年参加された方、これまでの7回のフォーラムに参加してくれた方、未だ参加が叶わないけれども参加したいと願っている方、また、「我こそは講師で呼んで欲しい」と思っている方などなど、コメント欄を期間限定で開放いたしますので、率直なお気持ちをお寄せ下さい。

匿名やハンドルネーム、イニシャルが希望の場合にはその旨を明記願います。
ブログへのコメントは、このフォーラムに関するものだけを、このエントリーのコメント欄でのみ受け付けます。その他の記事にコメントを頂いても削除いたしますので悪しからず。
私のアドレスに直接メールで送っていただいても構いませんし、その方が確実だと思う方はそうして下さい。

今回の「第8回フォーラム」の総括をする、日を改めたブログエントリーの中で反映できるものは反映したいと思います。

尚、最近このブログを読み始めたばかりの方には分からないかもしれませんが、くれぐれも、「当てこすり」や「なりすまし」は止めて下さい。怒りますよ。

それでは、よろしくお願いいたします。

本日のBGM: 愛の言葉 (Long Version) / 高橋徹也