移行措置

期末試験も終わり、モーティべーションのなかなか上がらない終業式までの授業期間で悪戦苦闘中。
生徒の成績が振るわないのは、自分の授業の通知票でもあるので頭も痛いです。
生徒は毎年毎年違いますし、学年だけでなく、クラスでも違うものではあるのですが、

  • 新課程一期生は、何かがこれまでと大きく違う。

とずっと考えています。他教科の同僚とも情報を共有し、かなり突っ込んだ議論もしていますが、なかなか突破口というか、これだ、という糸口が見つかりません。中2から中3の段階で、指導要領が変わり、教材が変わり、という教育課程の移行に伴う「対応」や「措置」がどのようなものだったか、年末、九州へお邪魔するときに、色んな方とお話ができればと思っています。

以下、告知。
いわゆる「達人セミナー」に講師として参加します。FTCでは度々お邪魔していましたが、「達セミ」は初の講師。「その時通り」にできればいいなあ、と思っています。
12月26日 (木) は 博多、12月27日 (金) は熊本で。両日共に、胡子美由紀先生とご一緒させて頂きます。

博多 <東北復興祈念セミナーNo.207>
・日 時:  12月26日(木)  10時〜16時 (受付け開始は9時30分)
・場 所:  カシオ福岡ビル 2階 会議室 (地下鉄・東比恵駅から徒歩2分)
      (福岡市博多区東比恵2-16-23)
・参加費:  年末全国一律 4000円 (大学生1000円 大学院生 3000円)

熊本市 <東北復興祈念セミナーNo.209>
・日 時:  12月27日(金)  10時〜16時 (受付け開始は9時30分)
・場 所:  くまもと森都心プラザ D会議室 (JR熊本駅白川口正面)
・参加費:  年末全国一律 4000円 (大学生1000円 大学院生 3000円)
・ 内 容 (両日共に同じ内容):
10:00〜12:00 第1講座 「生徒を英語好きにするマネジメント」
胡子美由紀(広島市立早稲田中学校) 
12:00〜14:00 ランチ&情報交換(皆で食べに行きましょう)
14:00〜16:00 第2講座 「読まずに書けるか?読めれば書けるか?」 〜英文の『つながり感』と『まとまり感』を育てる工夫」
松井孝志(山口県鴻城高等学校)

胡子先生の講座が今から楽しみな私ですが、私の講座の概要をお伝えしておきます。メルマガにも転載して頂きました。 (http://archive.mag2.com/0000014984/index.html)

・タイトル: 読まずに書けるか?読めれば書けるか? 英文の「つながり感」と「まとまり感」を育てる工夫
・メッセージ: 多読教材の「retoldもの」と、高校入試のリスニング、読解問題、大学入試の「自由英作文」問題を素材にして、問題を解くのではなく、「イカソーメン」や「チェーンライティング」などを体験してもらい、教科書など教材の英文、さらに「入試問題」の英文 (または模範解答例) の「つながり」の無さ「まとまり」の悪さを、改善するためにどうするかを参加者と考えたいと思います。ライティング活動での「仕掛け」や「フィードバック」にもフォーカスを当てられればと思います。

今回の高3の期末試験では、センター試験の模擬試験で扱われた素材文を「設定と構成」だけ拝借して、出題してみました。高1でも、恒例の高校入試素材文のリライトで出題しています。流石に高3になると、正解するだけでなく、出題者である私の意図もかなり理解してくれるのですが、高1だとなかなか、というかかなりというか、凄く大変です。
これだけ、毎度毎度「英文のつながりとまとまり」を連呼していると、さぞかし「連纏原理主義」などと揶揄されているのでしょうけれど、教材やテストの英文の「ディスコース」というものを考えると、枝葉末節ではなく、本当に最重点課題だという思いは強くなるばかりです。「達セミ」では、そんな実例をもとに、意見交換ができれば幸いです。

フィギュアスケートのGPFを終えて、祭りの後のような寂しさも感じていましたが、FBやInstagram、Twitterなどで選手やスタッフ、ファンからの情報も入ってくるようになり、「現代」の利器の恩恵を受けているなぁ、と実感しています。SNSの本来の使い方はこうでなきゃ、という思いです。
ラジオノワ選手がソチ五輪に行けないのと全く異なる事情で、私はソチには行けないのですが、ロシアの選手の情報を得るため、情報交換をするために、ロシア語を学ぶことにしました。入門であり初歩の重要性、難しさを「学習者」として実感することになります。
G大の同期、先輩後輩でロシア語専攻の知人友人は多い方だとは思いますが、まずはネイチャーガイドを頼らずに、自力で「森」に足を踏み入れてみようかと思っています。

本日のBGM: さらばシベリア鉄道 (大滝詠一)