Voices carry.

一週間ぶりの更新。
作問祭りでした。
中間試験も佳境。そして採点天国は目の前。
やはり、進学クラスの1年生が軌道に乗るまでには時間がかかりますね。
看護科の方は、国体やら出張やらで範囲が短かったので、これまでの自己評価を最後に書いてもらいました。一部抜粋。成果とか達成度を見るよりも、 私の “teacher’s belief” がどんなものかが、窺い知れると思いますので、そのあたりを読んでもらえれば。翌週に会う教師に対して、嫌なことはまず書きませんから、教師にとって都合の良いことが書いてあっても、くれぐれも、話半分から3分の1位で読んで下さい。

  • 発音とつづりが一致するようになった点。
  • 文の作りがよく分かるようになりました。そして、対面リピートで覚えるのも早くなり、嬉しいです。
  • 英語が前より好きになった。意識しておけば、発音が前よりよくなった。スペルミスが少なくなった。
  • 自分が一番伸びたと思ったところは、単語のスペルが少し覚えられるようになったことです。
  • 単語を書くときでも、頭の中に発音が思い浮かぶので、そんな点が最も伸びたなと思いました。
  • 発音練習をしているおかげで単語のつづりが発音だけでだいたいわかるようになりました。I like English.
  • 発音が最も伸びたと思う。しっかりとくちびるをとじて音を出すことと、舌で天井を支えることが上手にできてきたと思う。
  • 英単語一つ一つの発音を先生から聞き取り、少しでも先生に近い英語の発音ができるように努力できるようになったところ。
  • 初めは、身体に響かせる音など日本語にない発音だったので上手にできませんでしたが、意識をしていくと、良い響きができるようになった気がします。
  • 短い文を何回もくり返していくから、頭に入っている文はスラスラと出てくるようになった。前置詞で波線 (ほにょほにょ) を書くことによって、次に来る語は名詞だと理解できるようになった。
  • 教科書の本文を暗唱することや、プリントで学習した知識を覚えることが前よりもできるようになった。1つ1つの発音をていねいに気を付けて発音するようになった。言って書いてのくり返しをして、きちんと単語や文章が正しく書けるようになった。
  • 以前は単語を覚えることだけをしていて、書くことしかしていなかったけれど、高校に入って声に出して発音練習をすると大分頭に単語やつづりなどがスラスラ入ってきたのでびっくりしています。
  • 少しではあるが発音が伸びたと思う。1学期は先生が発音した英語を耳では分かっているが、いざ自分が発音しようとしたらできなかった。だが2学期になり、少しずつ自分の口から正確な発音ができるようになったと思う。しかし、まだ先生の発音がなければ自分で正確な発音ができないので、これからは自分の力でできるようになりたい。
  • 1学期では発音の仕方がよくわからないまま対話をしていたけど、2学期では、先生が1回発音した後に、私たちが2回続けて発音する授業がとても分かりやすく、2学期からは発音に気を付けながら対話ができるようになりました。
  • 入学当時は全然英語ができなかったけど、発音などだんだん良くなってきました。教科書プリントの音読では緊張したけど、自分なりに頑張って発音をよくしたりしました。また、英語についての知識もだんだんついてきたと思います。
  • 以前は発音や英会話よりも、文法や文章問題を解くことに重点を置いて学習していたので、高校に上がって発音を意識するのは難しかったですが、最近はどこを強く発音するかなど英語の感覚が身についてきました。
  • 対面リピートや半分に折って表裏をくり返し見て、顔を上げて発音するといった授業を受けていくなかで先生の口元を真似しながらでも、きちんと正しい発音に近い音が出せるようになってきました。時々、家で空いた時間に練習をしないと音を忘れてしまうので、これからも努力していきたいです。
  • 英語の知識が一番伸びたと思います。四角化、ワニの口、時制が決まっている動詞の前にとじかっこ、をすることで、主語と動詞とか、何のことを言っている文なのかが分かってきました。
  • やっぱり文法とかが苦手なのは変わりないけど、発音するのが苦手じゃなくなってきました。前まではすごく嫌だったけど、今では全然平気になりました。発音も難しいところもあったりするけど、うまくできるようになるとうれしいので、これからも頑張りたいです。
  • 英語の授業を受けて伸びたのは、英文の読解です。「名詞の四角化」「ほにょほにょ」「ワニの口」などを英文の読解のとき、しるしながらやっていくと分かりやすく、苦手だった英文読解が少し楽しみながらできるようになった。
  • 発音がきれいになりとても英文が読みやすくなった。授業での対面リピートをやっていく上で、どんどん英語に慣れていくことができて覚えやすくなった。反省点はアクセントが上手く付けられていないと思うので、単語一つ一つを丁寧に読み、アクセントを付けることが今後の課題だと思った。
  • 最も伸びたといえば、やはり発音ですかね。先生が1語1語、しっかりと口の動きや舌使いを教えてくれるので英語を発音することが楽しくなってきました。発音練習をたくさんするうちに自然と知識も頭に入っていきました。だからたくさんの単語をすらすらと言えて、書けるようになりました。
  • 1学期、2学期を通じて英語の発音が最も伸びたと思います。今まではどこを強く言うのかが分からなかったのに、高校に入ってそこがすごく分かるようになり、自然と英語っぽく言えるようになりました。それに今まで英語のつづりがよく分からなかったけれどそれもだんだん分かるようになってきているので、自分ではかなりよくなってきていると思います。
  • 1学期2学期を通じて最も伸びたのは、強く読まれる部分をはっきりさせることです。最初は全部同じ強さに聞こえていたけど、意識をして聞くうちにはっきりできるようになりました。聞き取ることだけではなく、自分で強く読むように気を付けることもできるようになりました。今までは強く読むところなど全く分からなくて棒読みになっていたけど、教室でみんなで読むときも、合っているなぁと感じることが多くなってきました。
  • 中学校の頃まで、英語っぽく聞こえるように適当に英語の発音をしてきていて、自分では「上手でとても英語っぽい音だ」と思い込んでいました。ですが、高校に入学して先生の授業を受けて、初めて「自分が発する音はまったく英語ではない」と気づかされました。今まで適当にやってきた自分には苦戦する音が多く、単語では意識できても、長文になるとフッとクセが出てしまいます。それでも一つ一つの音に注意して発音するようになったので、そこはとても成長したなと感じます。より英語らしい音が意識しなくてもでるようになりたいと思い、家でも英語のCDを聞いたりして、英語に対する意欲がついたのも大分変わったと思います。

こうしてみると、私の授業では「発音練習」しかしていないような印象を受けますね。他にもメニューはいろいろあると思うのですが。
確かに、このクラスの「音」はこの半年でも随分とよくなりました。「看護科」という性格からなのか、「身体知」が育まれているからなのか、教室に「響く」音が心地よさを増してきました。これから、「覚えること」がどんどん増えていっても、自分の声を見失わずに「英語」を響かせ続けて欲しいと思います。
反面、授業でもっとも時間を割いている「四角化ドリル」そのものは完全に記憶の隅にあるという感じです。実際は、そのドリルのベースの上に、教科書の音読活動や読解があるのですが、自分の身体にとけ込んでいるなら嬉しいのですけれど。

本業では、来週が県大会なので、今日だけ練習を入れました。まず近い方の湖でオールを積んで、遠い方の湖まで借艇とリギングに。1年生は初の「コースブイ」デビュー。ミスの後、ブレードやグリップに意識が行き、ブイを斜めに見てしまうと、その時点でゲームオーバー。自分ではブイの間を通っているつもりでも果てしなく斜めに進みますから、「直進」の原理原則を徹底することです。週明けでテストが終われば、エルゴでレースペースの仕上げの予定です。

12月に博多で行われる、フィギュアスケートのGPFは先行予約の抽選に3度外れて、一般発売に一縷の望みを託すことに。キム・ヨナが負傷で欠場、という知らせを受けてから、心は折れかかっていましたが、明日、今一度頑張ろうと思います。

本日のBGM: メニュー (HARCO)