その先へ君を連れて行くのは君自身

本業の国体県予選 & 強化合宿 (第1弾) が終了。
前日に、近い湖から遠い湖へと使用艇を運ぶために、1Xのリガーとシートを外していたのですが、メインステイのナットがなかなか外れず、雨の中で格闘したのが唯一とも言える、雨具の活躍場面。
土曜日、日曜日の選考レースと強化合宿は、雨に降られることもなく、暑過ぎもせず、寒過ぎもせず、風もあまり強くなく、選手のパフォーマンスを評価するのには絶好のコンディションだったと思います。
県選抜クルーも確定。来月の中国ブロック予選を突破し、東京国体への出場権獲得を目指します。
胃の痛い日々が始まりましたが、ふるさと選手、地元選手が切磋琢磨し、本選出場を果たしてくれると信じています。
2日目は、Oコーチのカタマランに同乗して、コーチングの神髄を垣間見ました。
艇とオールの構造から来る原理原則、選手の身体的特徴と選手心理、パフォーマンスを阻害する要因の発見とその対処・改善指導の優先順位、などなど。

  • クルーの誰かひとりでも、ブレードワークとか、自分の身体の動きとかにばかり意識が行き、艇の加速以外のことに心を奪われている人がいると、その艇はうまく行かない。
  • それは「撓っている」のではなく、「ぐにゃっている」んだね。
  • 骨の上に乗っていなさい (乗せておきなさい)。

毎回、目から鱗を落としてばかりではダメなんですけれど、ふるさと選手の成長ぶりに驚き、地元選手の底力に唸ること頻り。少年選手の「劇的進化」には感動すら覚えます。
午後モーション終了後、Oコーチを新幹線の駅まで送り届けるために、一足先に出発。
ミーティングの時間が取れなかったので、選手のみなさんへの労いの言葉をかけられなかったことが気がかりですが、今回の「気づき」をそれぞれの所属チームで、大きく育て、鍛えて欲しいと願っています。来月、もう一踏ん張りです。

英国はロンドン、イートンでは世界杯。
日本チームの活躍のニュースも耳に入ってきました。
目指す山は高い方がいいし、裾野は広い方がいい。
そのためには、多くの人が集まり、皆の心を1つにするような「何か」が必要なのでしょう。

裾野が広く、頂は高い、で思い出したのが、

  • 三保の松原を含む富士山の世界遺産登録

というニュース。
「世界遺産」として認められたことを示すはずなのに、ニュースで取り上げられるのは、「地元の熱狂ぶり」ばかり。この国で、「グローバル」というものが、どのように受け止め、受け入れられているかを物語るように感じました。

新幹線口でOコーチとの再会を期して固い握手。
自分の来し方、行く末に思いを巡らせながら帰宅。
留守中に届いていた、2009年リリースのアルバム、”Sweet Voices---Gentle Boyfriends” で、今をときめく男性アーチストの共演を楽しみ、夕餉。
黒ビールと日本酒で、妻と乾杯。

週明けは、1年生の中高連絡会に向けての準備。高2、高3の授業が減るのがかなり痛いのですが、やりくりを。
授業参観では、自分のクラスの英語を担当する予定です。
「学校設定科目」で、巷で言われる「オールイングリッシュ」という類の授業ではないのですが、「英語」の授業ですので、本校へ進学した生徒の出身中学校の先生方、という限られた対象ですが、ご縁がありましたら教室でお待ちしております。
山口県英語教育フォーラムの打ち合わせも予定されているので、日程・講師陣は近々公開できると思います。乞うご期待!
2日半に渡りどっぷりと「本業モード」だったので、「正業」の実作に切り替えるために、明日は3時半起きで準備です。

本日のBGM: ソングバード (HARCO) 〜Sing a song (山田稔明)