「学級文庫」、その前に

採点天国と作問祭りが重なっておりますので、「学級文庫」の続編というか、その前編というか、高1の教室にある主として日本語で書かれた書籍をご紹介。全て私の私物であります。
まずは「日本文学、小説論・作家論・テクスト論などの棚」

短編・ショートショートは話型に習熟してもらうため。論理的思考、小論文指南書も。

スポーツを語るための資料、テクストタイプ別読解。「分かるということ」と向き合うためにも、名著『コンピュータと教育』は押さえてあります。

成長・成熟に伴う不安、自己肯定感など「ことば」と「からだ」「こころ」を扱う棚。

翻訳と文体。植草甚一や妹尾河童は手に入るものを読ませておきたいと思っています。

詩歌・書・古典。

演劇・戯曲・古典芸能のことば。日本語論など。

文系・理系とシナジー効果と。西林先生の『わかったつもり…』は常備。

棚からはみ出した大きさの本たち。『高ため・三部作』も。

頑固親父や、女形の言葉にも耳を傾けます。

それぞれのキャプションをあらためてつけてみて、「読書」で何冊読んだか、などというのがいかに薄っぺらな振り返りの言葉なのか痛感しました。何回も読んで初めて気がつくことも多いのです。時の試練、繰り返しに堪える類の本を揃えておきたいと思いました。

本日のBGM: 人の住む場所 (高橋徹也)