おめでとうは愛の言葉

日本中がサッカー女子日本代表のワールドカップ優勝に沸き返っているであろうこの連休に、私たちチーム山口は灼熱の百間川を生き延び、国体会場となる湖での7月期強化合宿を終えました。
私が監督となっている成年チームは、4+は貫禄で2レースとも一位、1Xが1回戦でリズムに乗れず4位、2回戦で3位で総合でもタイム差で4位。国体出場が全県枠の2Xは1回戦のみの5県対抗で、1位。女子チームの女子総合2位という健闘が光りましたが、力を出し切れなかった種目もあり、少年種目も合わせた男女総合では3位となりました。
自チームの選手が整調の少年男子ダブルスカルは1,2回戦ともに2位。
1回戦はスタートから堅くなりバシャバシャと艇のリズムとずれたまま1艇身弱の差でゴール。バラバラになっても、高い出力を出し続けられるようになったのは、成長したと言えるのだろうけれど、持ち味が全く出せずに悔いの残るレース。風上だったから速かったと言われないためにも、レーンが風下に変わる2回戦目でしっかりと結果を出すことが求められる展開となりました。
2回戦目は、スタートから250mまでのトップスピードに乗せたいところで、回漕のモーターの曳き波、返し波で艇が撚れて心配したが、250mから良いリズムで艇に乗ることが出来、納得のいくスピードが出た。艇の加速も隣のレーンよりも鋭くスムーズで、ミドルでは水を空けるくらいの艇差。私が見ていた地点から750m辺りまでは角度的にも加速的にも、このレースは獲ったと思ったのだけれども、ゴール判定は0.1秒差とのこと。スパート合戦での力負けということでしょうか。現時点ではこんな感じですね。相手も混成クルーで、このあとの伸び代は未知数。リベンジは山口国体本選の決勝で果たす積もりで日々のトレーニングを。
艇の積み込みを済ませて、岡山から山口へ移動。
翌月曜日は「海の日」で強化合宿。
百間川のレースをOコーチにも見て頂いて、その評価に基づき、それぞれのクルーの課題としっかりと向き合い、良いトレーニングが出来たと思います。
今回の指導で印象的だったのは、ある選手への、

  • 自分自身にもっと期待しなさい。

というOコーチの言葉。他の選手たちにも響いてくれただろうか。
成年チームの各選手はこのあと、インカレ、全日本と所属チームでの最大のイベントが待っています。全力を尽くして、ベストを越えて下さい。
高校生の各チームは、まずは、岩手県田瀬湖でのインターハイ。残された時間は全選手に平等です。コンマ差を争う高いレベルのレースを終えた時に笑顔でいられるよう、心身の準備を。
強力な台風が近づいているので、艇庫に入れられる艇は全て艇庫へ。入りきらない艇は出来るだけ低い位置で固定して、風に飛ばされないようにして撤収。選手を送り届け、そのまま、地元の湖へ行き、こちらに置いてある艇の固定。なんとか、日没前には帰宅できました。
シャワーを浴び、『新英語教育』と『英語教育』それぞれに軽く目を通す。
移動続きと暑さでちょっと内臓の疲れを感じたので、夕飯は冷たい蕎麦にしてもらい、胃を休める。ナンパオを飲んで早めの就寝。
明日は終業式。
放課後は会議続きか?
私も整体に行きたい…。

本日のBGM: Seconds of pleasure (Elvis Costello)