大貫妙子さんの愛称は「ター坊」

中間試験返却と見直しも全クラスを一回り。
6種類で7クラスなので、高3普通科を除けば、どのコマも一発勝負、真剣勝負です。
やり直し再提出も、やっつけ仕事をしているうちはダメ。いつスイッチが入るのか、自分の学びですから、自分で引き受けることです。
商業科高1はテスト範囲の教科書の音読。バリエーションの拡充。Read & Look up をどのように活かすか。ダラダラと呪文のように読み「言われたように音読やりましたけど、何か?」みたいな顔をさせないように指導。効果が出るまでには1月とか3ヵ月とかかかるのでそこまでどう引っ張っていくか。力業も時には必要。この「時には」が、alwaysからneverまでの間のどのあたりなのかは、その学校、教室の生徒によって変わってくるもの。流されたり、諦観したりはしません。
高1のオーラルは、中間考査で教科書のモノローグやダイアローグがどのように改編されていたかを確認。特に、ダイアローグの「始め方」と「終わり方」への注意喚起。教材では、スペースの都合で、始まりが「いきなり感満載」だったり、終わりが「急転直下」だったりということが多い。助走と離陸、ラリーとのりしろなど、出来る人、分かっている人の持っている知識や技能をいかに可視化するかが教師の腕の見せ所。ということで、「オーラルコミュニケーション」の授業だからこそ、日本語で「解説」です。
「始め方」では、「質問を用いる」という定石。Open questionsとClosed questionsの出し入れ。広く出して、小出しで絞り、畳みかけ、自分のゴールへ引き寄せる。具体的な例を積み重ねて、統一した主題へと繋げることで、自分の思惑を伝え、自分の進みたいフィールドへと導く。そのどちらも出来るように。そういう観点で、英語字幕の出るDVDで連続ドラマなどを見るのは効果的、という話し。
音声面では、有声音を身体に響かせること。フレット面で弦を弾いていても、鳴っているのは胴のほうだという譬えを使ってみました。
私の音声も一応、北米に軸足を置いているので、母音では、顎の開きの広い /e/ の音。meetの過去形とmatとをしっかり区別。leaveの過去形と、laughの過去形の区別も。大事なのは、同じ音は同じように、違う音はその別の音で一貫して発音する「棲み分けのコントロール」です。私自身困ることの多い、broughtなどの母音も一応、二種類やっておきました。
音変化は、いつものように漢字の活用ですが、強勢とリズムは徹底します。今日は「奈良郎」と「寺坊」と「杜子春」。

放課後は、7限の後、体育館でエルゴ。
エルゴに乗る前のアップは外庭のジョグに続いて、スキップシリーズ。最近導入した『バドミントンマガジン』で紹介されていた肩胛骨・股関節リズムを重視したアップのエクササイズ。これはなかなか良い感じです。選手本人も、肩胛骨周りがしなやかに動き、背中が柔らかくなると、スムーズに股関節が連動することが分かったことでしょう。その後、片足スクワットへ。尻から踵への力のラインを意識して、「股関節で立つ」というキーワードでやっています。
バックエクステンションでは、水平の状態で「尻」を締めて5秒から10秒キープを繰り返す。V字腹筋から脚の屈伸進展の繰り返し。
エルゴでのアップは、SR20でのDPS漕。低レートだからといって加速を緩ませないことを徹底。モニターに出るアベレージとSRの数字とをしっかりとコントロールしながらフルパワーで15分。
ここからがメインセット。3日後がレースなので、ワンショットを中心に、緩ませない加速で信号をしっかりと。上体の角度を自分で決めてそこで止めるのではなく、加速させ切ったところ、振り切ったところで尻と腹を「締める」、股関節を「極める」ことを狙っていきます。きつくなってくると、体幹がぶれて、ボディとハンドルが一緒に戻りシートが短くなってくるので「喝」。まあまあサマになってきました。
ダウンのジョグとストレッチで約30分。トータルで1時間半くらいのトレーニングで終了。
明日からは天気が下り坂なので、雨対策の指示。
準備室に戻り、中間の見直し再提出のチェック。今日は最後の一人になったので角松を流しながら教科書の音読の練習をしてから帰宅。
遅い夕飯は蕎麦。
季節柄、冷たい蕎麦でいただきました。

本日の晩酌: さいかのさと・カップ・純米 (五百万石、日本晴・65%精米) (和歌山県)
本日のBGM: ふうらい坊 (小坂忠)