♪飛び越えるか、泳ぎ切るか、力尽きるか♪

テスト明けの授業ももうすぐ一回り完了。残すは高1のオーラルのみ。
テストの返却と見直しを終え、新しい課に進んだのは進学クラス高1の英語I。
『ぜったい音読』のダイアローグ主体のレッスンだが、ペアを一組設定し、そのそれぞれに「黒子」をつける、という段になり、「黒子」がわからないので、国語辞典。趣旨を理解したところで演じてもらい、選択疑問文での適切な抑揚を確認。今度は黒子に交代して演じてもらう。「選択疑問では、どこで上昇調になるか」を問うと、「愚問」とばかりに、「orの前!」と間髪入れずに答え。「orの前というのは誰でも分かる。では、そのorの前の語句のどこで上がるのか?」で再度CD音源を聴き第二強勢を持つ語の確認。「強弱」と「高低」はそれぞれ別個に扱っているうちは楽だが、対比・対照・強調のための抑揚を生み、卓立を生じる時がやっかい。その後、純粋な「選択」の場合と、「類例のセットでの提示」の場合を説明。重ね読みをして次のダイアローグへ。自然な隣接ペアになっているか、文と文との間の「間」は適切か、登場人物のお互いの距離、顔の向きなどはイメージできているか、など「生き直し」に必要な「目の付け所」を一つひとつ作っていく作業。教室で学ぶ英語を自分の言葉にしていく下ごしらえの作業でもある。
職場に届いた資料に目を通し、自分の指導を振り返る。初版だが良いコンディションで満足。

  • 『語学的指導の基礎 (中) 英語科ハンドブックス 第三巻』 (研究社、1959年)

「英文朗読法」がHelen McAlpineと石井正之助、「教室における発音指導法」が小川芳男、「英習字」が寿岳文章、という執筆陣。石井先生、小川先生の音声指導は当時の中学校教科書に基づく豊富な実例は勿論のこと、「指導説明の際に教師が用いることば」に着目して読むことで今日でも充分活用できるものである。個人的には寿岳先生の「英習字」のところに強烈に惹かれるが、その話しはまた日を改めて。
本業は選手が実習で不在のためオフ。
早めの帰宅。
同僚からお借りした角松敏生の2009年NHKホールでのライブBDを堪能。“Rush Hour” では青春の思い出が溢れてきました。bassはおとなしめのアレンジだったけれども、今の音、今の声でこの曲が聴けて単純に嬉しいものである。このライブ、りばそんさんは見に行っていたのだなぁ…。
4月の側溝転落事故での打撲が身体に与えたダメージがいろいろなところに反応として現れてきているようで、左側の腰背部の違和感、引きつりがなかなか消えない。今日はゆっくり風呂に浸かりたい、と朝から言っていたのだが、妻の仕入れてきた情報を元に夕飯の前に、湯田温泉にある天然温泉の銭湯へ出かける。温度も適切で長く浸かっていられたので良かった。妻もかなりリラックス出来た様子で何より。中也ビールを仕入れて帰宅。妻も一緒に軽く晩酌。

本日のBGM: Fly (真心ブラザーズ)