Daydream Believer

普通科3年の再入門講座は、2年次の復習その2。「語順は意味順」の確認ドリル。
先輩が新人の面倒を見ながら、自分自身も昨年度の学習内容を反芻する機会。ハンドアウトが整理できていると、「なんだ、こんな簡単なことだったんじゃないの」ということがよく分かる。でもそれは当たり前。そこに書いてあるようなことしか問うていないのだから。問題は、まさに、

  • なぜそこに書いてあるような「頭の働かせ方」ができなかったのか?

という「題」を自分に「問」うことである。
「四角化で視覚化」、「とじかっこ」、「ほにょほにょ (= 前置詞は名詞の前に置く詞)」、の板書をして、各ドリルでどのようにその考え方を当てはめるか説明。使い続けていくうちに、新たな気づきが増え、知識に深み、厚みが出てくることをナイーブに信じています。
高1はオリエンテーション週間なので、春季課題の試験監督で進学クラスに出向いたのみ。残余の時間で、『短単』の話と文字の話、そして学級文庫の概要説明。

本業は体育館でサーキット。きついところでも信号を出し続けて、身体を動かすことが主眼。2セット目、3セット目と進むに連れ体幹の弱さが露呈。股関節伸展と肩胛骨のリズムを連動させる、クリーンやハイプル系に代わる何かいいトレーニング方法を探さないとなぁ…。そう考えると、マシーンで「フリーモーション」っていうのは、可能性を秘めていたと思うのだけれど、商用のジムや大学高校のトレセンではどの程度活用されているのだろうか。もし、ご不要の方がいましたらご一報を。

進学クラス高1の春季課題テストを作成し、学級担任に確認してもらう。
1年次に使用する『短単』に関する確認テストです。中学既習事項がどの程度身についているか、入試ではカバーしきれない語彙に関して集中的に問うことになりますが、実際は文法の理解と運用で、私が推測したい項目も確認できるように作っています。どうなりますか。
『田尻本』に続き、『田地野本』も読了。中学の入門期ではなく、高校現場でどのように活用していくのか、生徒の意識付けの部分が教師の腕の見せ所だろう。

帰宅途中に駅前の商店街で買い物を少々。
お店の方々と談笑。
CDも2枚。
お酒も忘れずに。
以下告知。

今年度以降、私が共著者として執筆した、『パラグラフ・ライティング指導入門』 (大修館書店) の私個人の分の印税にあたる金額を寄付しようと思います。どの程度売れるかはわからないけれども、英語教育にも少しは貢献でき、微々たるものではあります が被災地・被災者に役立ててもらえれば幸いです。まだお持ちでない英語教育に関わる方々に是非!

パラグラフ・ライティング指導入門―中高での効果的なライティング指導のために (英語教育21世紀叢書 17)

パラグラフ・ライティング指導入門―中高での効果的なライティング指導のために (英語教育21世紀叢書 17)

在庫切れの場合は、こちらの大修館書店のサイトから (http://bit.ly/dXqHwJ)

慶應義塾大学英語教育/言語教育シンポジウム
個人的には、田地野先生だけまだお会いしたことがないので、今から楽しみです。

慶應義塾大学英語教育/言語教育シンポジウム
2011年9月10日 (土) 慶應義塾大学日吉キャンパスにて
テーマ: 学習英文法
演者:
江利川春雄(和歌山大学)
大津由紀雄(慶應義塾大学)
斎藤兆史(東京大学)
田地野彰(京都大学)
鳥飼玖美子(立教大学)
討論者:
久保野雅史(神奈川大学)
松井孝志(山口県鴻城高等学校)
討論参加型司会者:
柳瀬陽介(広島大学)
(所属は2011年3月現在)
他、交渉中の方もいらっしゃるようですので、詳しくは、大津研ブログをご覧下さい。http://oyukio.blogspot.com/

本日の晩酌: 大七・純米生原酒・扁平精米69% (福島県)
本日のBGM: キャメル (岸田繁 produced by くるり)