「輝く雨の向こうへ」

未明に雨。かなり降りました。
午前中は課外。人が揃わず、足並みも揃わず低調。
カップ麺の焼そばを食べて、昼からは本業。
正式に観測された気温で定義付け、認定がされなくとも充分に「猛々しい」暑さの中、午後から乗艇練習。本日は1年生のみ。定番の90分高強度UT。
アップの後、水分補給の指示を徹底してけり出し。
1Xの放牧も、適宜、水を補給のために揚艇を促す。
2Xは、まだまだフィニッシュで腹を締めたポジションのままハンズを出すなどというところまではできず、ドライブで頑張って加速すると一緒に戻ってくるので、SRも25-26くらいに「落ち着いて」います。
満水で、直線2kmがノンストップでとれるので、片道をSR25-26で漕ぎきると、終盤は艇速が目に見えて鈍り、漕ぎ終わっての疲労度も濃い目です。SRのコントロールができればいいのでしょうが、出力が弱まったり、加速を緩めたりするのは嫌なので、カタマランから艇の加減速や漕手の様子、表情などを見ながら1500mあたりでターンのコールを掛け、束の間の休息や水分補給タイムを設定。一番キツイ70分くらいのところで、太陽が雲の中に入り、体感気温が一気に下がったので、だれることなくメニューをこなすことができました。
最近は「フォーム」という言葉を使わなくなりました。グリップのクロスオーバーでの順序はやかましく言いますから、動きや姿勢を気にしないわけではなく、縦アーチ (身体の足から頭まで) と横アーチ (両手から身体) のしなりからフィニッシュにむけての加速を中心に動きを見ることを重視しているといえばより正確でしょうか。
揚艇後のストレッチはで必ず「ネコとライオン」を入れ、背中のハリや違和感を自分で感知できるように指導中。自分の身体の変化や反応に興味関心を持つことが大切。今日は、1年生も「ストレッチポール」と「ドローイン」の初体験。ストレッチポールは背中が緩み気持ちがいい、ということがすぐに自覚できるのですが、ドローインはなかなか苦戦していました。一人はスムーズに体感できた模様。特に腹横筋の収縮を感じると同時に、背中側 (多裂筋など) がピタッと吸い付くような感覚が得られるか、継続してトレーニングです。一度、塾長をこちらへお招きしようかしら?
明日で、1年生の練習はまた一段落、週末は強化合宿で1年生はお休みになります。ただ、来月末の強化合宿は、いよいよ1年生からも参加する選手が出るので、インターハイで私が不在の期間も含めて、この夏の練習は故障や燃え尽きにケアしつつも、「上手くなっているぞ」「速くなってきたな」という達成感を得られるメニューにしないとね。コーチとしての腕の見せ所です。

帰宅後は久しぶりに娘と散歩。
あう人毎に「今日は珍しいですね」と声を掛けられる。はいはい、そりゃ、いつも家にいませんからね。

ELECの夏期研修会に向けて少し頭の整理。
今回は受講者に配布するテキストが用意できたので、資料はそれほど多く要りません。これまでの「書くこと」の指導の変遷を辿ることくらいです。それよりもむしろ、「ライティング指導とはこういうもの」という思いこみの見直しと、実際に書くこと、書かれたものにフィードバックを与えることをどう体験してもらうかにひと工夫。

本日のBGM: ビューティフル デイ (キセル)