辛小抱大、いや小辛大抱だろうな、たぶん…。

週後半は、可もなく不可もなく。
高2は、B4四分割プリント自作という名詞句の限定表現の「不発弾処理」実習。そこから対面リピートを経験することで、この課題で何が求められているかを実感してもらいました。練習が下手だから、人の倍練習するのです。
高1は、「構造化で簡略化」 revisited。名詞の三分類 (「人」「モノ」「こと」) と、動詞の二分類 (「する」「である・になる」) を踏まえて、手に負えなさそうな時に、構造を把握して、形と意味とを「とりあえず」置換できる能力は大切。

今週の『相棒』は、戸田山 & 和泉コンビ。伊丹刑事にスポットを当てたお話。スピンオフへの伏線だろうか。

祝日の木曜日は、大雨。
自宅で原稿書きの準備。松本亨などを読み返す。
雨が上がってから、家のことなど。
ジャルダンから豆が届いたので、自宅近くにある、パティスリー K.E.KAJIWARAで、おやつを仕入れ妻と一休み。いつも買っているシュークリームは売り切れ。バレンタインが近いので、良質のチョコレートを仕入れているのだろうか、食べるたびに妻と「惜しいね」と評していたザッハトルテが「美味しいね」になっていた。これなら満足。毎週でもいいです。

金曜日は、午前中は全校行事の予餞会で授業なし。午後は高1、高2が卒業式に向けての準備で授業なし。
高2は来週から修学旅行、帰ってからは卒業式の練習や予行なので、正直コマ数がなくて困るのだけれど、なかったらなかったなりにやりくりするしかないでしょう。
予餞会の最後には3年担任団全員での演目、歌唱とハンドベル。よりによって曲は、『世界に一つだけの花』。曲はともかく、歌詞の譜割りは何とかして欲しい。特に二番は「日本語を破壊する気か?」、と憤るレベルだと改めて思った。私はハンドベルでE担当、好き嫌いを越えて、役割はきちんと果たしました。皆さんお疲れ様。

午後は、卒業予定者のうちの有志で献血。私も希望したのですが、30分以上待って、回ってきた問診の段階で、「やけど」などの傷のある人の血液は輸血には使えないとのことで、不適格となりました。残念。

『ナンバー』 (文藝春秋) 2/18号のフィギュア特集を買う。表紙は浅田真央選手のケリガン・スパイラルの写真。撮影は、杉山拓也氏。今シーズンの、『フィギュアスケートファン』 (コスミック出版) にもGPロシア大会でのこのアングルの写真 (撮影は郄須力氏) が使われていたが、この杉山氏の写真では表情が良い。全日本のときのものだろうか。ようやく、皆、この瞬間の美しさにフォーカスを合わせるようになってきたということだとすれば嬉しい限り。(過去ログ参照→ http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20090209)

目次を見ていて、表紙に載っていない記事に、完全に動きが止まった。
太田選手の記事。いや、もはや「選手」ではないのだが…。

  • 「太田由希奈の生き方」 (中村計)

バンクーバー五輪で演技する選手たちが彼女の目にどのように映るのか、とりわけ、キム・ヨナの滑りについて訊いてみたい気がする。

五輪開幕に間に合うように、BDレコーダーを新調。立春を過ぎたとはいえ、懐は相変わらず寒いので、量販店を梯子し、価格交渉。地域最安値から、さらにポイントを使って、それなりの買い物になりました。以前のHDDレコーダーは、録画中に娘がコードにいたずらしてHDDがアクセス不能になってしまったので、今度は手の届かないように配置。観客としても万全の準備。

随分前に買ってあった、
・ マーシャ・クラッカワー 『日本人の英語力』 (小学館新書、2009年)
読了。新書なので、気軽に。語り口は優しいが、言っていることは至極真っ当な語学の基本。第1章は彼女の母校でもある「聖心女子大」の伝統的な英語教育プログラムに関して。以前、このキャンパスに随分近いところに職場があった時期がある。近くを通るたび、いいなぁとは思っていたが、教育内容についてはほとんど知らず終いだった。
第3章、p.148からの、「英文が書ければ英語は話せる」は面白かったのだが、「自己添削」ができるレベルの人は、もうほとんど中級以上の英語力なのではないだろうか。「正しい英語をたくさんインプットする」で紹介されているサイトは、Time For Kidsと、The New York Times のLearning Network。そして、定番のVOA。取り組みやすい、Special Englishのプログラムから始めて、慣れたらレギュラーのニュースへ、というアドバイス。読者層を固定するのが難しいかもしれないが、中級レベルの意欲的な学習者なら得るところはあるだろう。学級文庫入りは見合わせ。

明日は、高1の土曜日課外。
いわゆる準動詞が一段落して、「主語になれるもの」「目的語になれるもの」を自分で峻別でき、頭の中に意味が浮かんだ時に、それを「かたち」に移すことができるか、が問われる段階へ。ここは経験上、一気に駆け抜けた方がいいので、語彙で躓いている場合じゃないですよ。

本日のBGM: Patience of Angels (Boo Hewerdine)