Every cloud has a silver lining.

週末を振り返る。
金曜日は断続的に降り続く雨の中、就職・進路日直を終え、午後から湖へ、と思っていたのだが、豪雨→増水→ダム放流→流水加速→流木ブイに絡まる→ブイ流れる→流木の墓場、という図式で乗艇は断念。電車が止まるといけないので、生徒を早めに帰宅させる。
夜から、土曜日の朝にかけて予断を許さない状況だったのだが、被害は福岡など九州北部に集中。明けて、昼から強化合宿に合流。テスト明け直ぐに乗艇のはずが、補習明けのタイミングで集中豪雨とかなりのブランクを経ていたので、なかなか加速・艇速は安定せず。1モーションまるまるリハビリですな。
翌朝早朝に宿を発ち、急いで保護者会へ。
学校に着いて、生徒に頼まれていた志望理由書の添削などをしているうちに、雨足が激しくなる。講演の講師は某G社の方。話しがあちこちに飛ぶのでついていくのに疲れましたが、熱い人でした。
雨はさらに激しさを増したので、合宿へと戻る準備。コンビニで買っておいた牛丼を瞬速でかき込み、湖へUターン。この昼過ぎの移動途中が市内の降雨のピークだった模様。途中舗道が陥没しているところがあり、豪雨であったことを物語っていた。ただ、山を越えた頃にはすっかり雨足も衰え、湖に着いた頃には空はすっかり落ち着いていた。
午後モーションを始めようにも、こちらの湖も流木の選手権大会の様相。形状も、重量も様々なあれやこれやをカタマランで回収したり、岸に近いところまで運んだり。とんだところで大汗。自チームの選手も、2日目にはいつも通りの動きを取り戻していたので安堵。
今回の合宿での成果は、「コーチを越えるひらめきを持つ選手」の話しと「基礎段階に戻ったら、楽なところでごまかさず精度をとことん上げる」ということ。本業と正業の繋がった瞬間でした。
コーチを新幹線の時間に間に合うように、高速を使って駅まで送り届けて帰宅。

束の間の休息、という感じではあったけれど、久々に自宅で落ち着いて妻と娘と夕食。
ペンネのグラタン。ソースが絶品。素材の良さを引き出すのも料理をする人の腕あればこそ。コーチングに通ずる真理でもあろうか。
夜になってからは、一時、激しい雨に見舞われたが、前線が通過したのか、穏やかな空になった。

チェコではU23の世界選手権。

  • 男子軽量級舵手無しフォア (BML4-) 銀メダル!

1st Qは1位で出て、2位がスペイン、3位がドイツ。2ndでは3艇もつれたまま1000mはドイツ、スペイン、日本の順に通過で、ドイツとの差は1秒無いくらい。後半はドイツが首位をキープするのを猛追し2位のまま、トップと約2秒差、3位のスペインには4秒の差をつけての2位。スペインは昨年の金メダル、ドイツは昨年の銀メダル。覇権を争う強豪国を相手の2位ですからこれを讃えずして何を讃えましょう。
英語が読める方は、こちらの記事を (http://www.worldrowing.com/display/modules/news/dspNews.php?newid=324676)
スペインの選手の談話が本業の世界での正直な感想を伝えているのでしょう。
明るい話題で、心も晴れました。

本日のBGM: Sacred Heart (Mark Eitzel)