Slow Days

金曜夜は、妻の用事があり、「各自メシ」。
諸々の仕事を終えていったん帰宅してから、徒歩で温泉街まで。新規開店の一口餃子のお店を偵察に。評価は内緒。鱈腹呑み喰いしたけれど、往復1時間たっぷりと歩いたから、まあいいでしょう。
今日はテスト前最後の練習日なので、移動無しで軽いメニュー。午前中にエルゴ20分測定。後は部室の整理。
昼からは三者懇談スタート。受験学年の慌ただしさが加速し始めましたかね。
終わった後、準備室に少し居残りで期末試験作問。パラレルな素材を探したり作ったり。私の場合は、まだまだ、探した素材文 (ネタ、フック) に加筆修正を施す程度なのですが、定期考査のために読解素材など授業で扱った文章とパラレルな英文を自分で書いている先生方、語彙選択やパラフレーズ、文化情報や構文の操作など、その英文作成における留意点などの情報交換をしましょう。
帰宅途中で立ち寄った中古CD店で掘り出し物。

  • Grapefruit Moon, The Songs of Tom Waits (2008年)

Southside Johnny の率いるLaBamba’s Big Bandが奏でるトム・ウェイツのカバーアルバム。全編ビッグバンドジャズのアレンジで一発録りということもあるのか、活きが良いというか勢いがある。幻の名盤となりつつある、1984年のアルバム ”In the heat” での秀逸なカバーとは味わいの全く異なる作品群。いやぁー、原曲の面影がなくたって良いものは良いのですよ。
紙ジャケ、見開き仕様のフィッシュマンズ『空中キャンプ』が「未開封新品」で出ていたので、彼らの曲は自分の中で封印していたのだけれど、思わず買ってしまった。今年一番の暑さかと思われるような一日のtwilight timeに高音質CD、ということで、家のステレオで聴く分にはよかったのだが、iTunesで取り込もうと思ったら、なぜか曲の情報がダウンロードできず断念。あたふたと持ち出したりせず家聴きに徹しなさいというお告げか。 いやー、このアルバムついこの前出たばかりのような気がしていたけれど、96年だったんだ。いかに自分が先に進んでいないかがよくわかる。どんとも、佐藤君も、そして清志郎も、「死なないと行けないくらい遠い星」 (inspired by 安久昭男) になったのだろうけれど(と書いてきて、何ゆえ「佐藤君」だけ「君」づけなのかもとっても不思議だけれど) 晴れた日の夜くらいは感傷的になっても罰は当たるまいて、などと独り言ちて、『週刊プロレス』の三沢追悼号を読む。
夕飯後に一仕事と思って、完全ノンアルコールビールにしてみたのだが、香料や苦み成分の後味が気に入らなかったのか、妻が引っ越し時にどこかにしまってあった自家製梅酒を取り出してきたので、否応なしに「聞き梅酒」に。
聞き上手な人になりたいものです。

本日のBGM: Dear Mr. Fantasy (live) / Steve Winwood