Monkey business

金曜の放課後学校を出発し、2泊3日で本業の強化合宿。蒸し暑い中、皆よく頑張ったと思います。一段落と言えば一段落。でもブロック突破に向け更なる一踏ん張り。詳細はブロックが終わってから。
日曜は学校に戻ったのが午後7時くらい。帰宅後、授業担当者会議用の資料を作成するための外字が入ったwindowsのノートパソコンを取りにまた学校へ。ところが vistaだと文字化けして肝心の外字が使い物にならず、徒労感のみが増幅。
明けて月曜日は高2の0限から。合宿あけで0限はさすがにきつい。先週紹介して預けていった英語学習に関する本を誰一人として読んでおらず、深く失望。「向上心のない者は馬鹿だ」と「王様は裸だ」の出口の見えないボクシング。ゴングを鳴らすのは誰?
高1はキング牧師その2。Segregationの例で "Whites Only" signs were common in the South. という例文があるので、commonの語義を問い、具体例を交えて、6歳の弟・妹向けの説明を求める。

  • 昔はcommonじゃなかったけれど、今はcommonなものは?

と全体に振って、ある生徒から「携帯電話 (= mobile phones)」を得る。続いて、バス・ボイコットが契機となる展開なのだが、boycottの語義を求めて立ち往生。「ストライキ」との違いは?など、自前の考察を経て初めて、hookができるもの。これを大いなる時間とエネルギーの浪費と感じるか、それとも「はずれくじ10枚」と考えられるか、が大きな分かれ目。
高2の2コマ目は、動名詞の慣用表現の整理。ホワイトボードに13項目に該当する例文を順番に書いていく。典型例とはいえ、前の人とかぶったものは、新たに辞書や学参を調べて異なる例文を記入することで、表現のバリエーションも確保。あらためて、辞書の例文に生気が感じられないものが多いことに気づく。日常生活では異なる場面で出会う回数をほとんど増やせない以上、教室でできることにエネルギーを割いてみた次第。
高1の2コマ目は、読解での頭の働かせ方をデモ。Readingにおけるthink-aloudを日本語を使って行っていることになりますか。まずは仕込みの段階で、またもや、alsoの論理と情報の整理。さらには、itの指す内容を英語でまとめられるかと問いかける。

  • キング牧師に導かれた、黒人もバスのどの座席であっても乗ることができる権利を得るまで皆でバスに乗るのを止めようというボイコット

と情報をまとめて名詞化できているから、その後の動詞との繋がりでも、

  • キング牧師に導かれた、黒人もバスのどの座席であっても乗ることができる権利を得るまで皆でバスに乗るのを止めようというボイコットは街中に広まった。

という具合に、主述を明確に把握することができる。
パートの最後まで進んでから、ちょっと戻って、

  • any seat on a bus

でのanyとa の解説。ギミック無し、正攻法。

放課後は、授業担当者会議。無事終了といってよいものか?
来週からは三者懇談のスケジュール調整。早朝7:30 - 8:00と昼休みと夕方の18:00 -19:00までの時間帯を利用してなんとか終わらせたい。
高3の類題演習用のプリントを作成して、7時頃帰ろうと思ったら、豪雨。
小一時間足止めを食ったので、準動詞の類題演習作成が全て終了。解説まで打ち込んで帰宅。
スカルオールは積みっぱなし。強い直射日光と風雨にさらされ続けるとカーボンが劣化するので、早く艇庫に行きたいのだがこの雨では気が進まず。
帰宅後も本を読む暇無し。
某局で、ミュージカル映画 “Producers” の最後の方だけを観る。
The show must go on.
背中の痛みも続く…。

本日のBGM: Monkey Train --- 裸の王様のために --- (綿内克幸)