”Do you want my presence or need my help?”

授業は低調。
この程度の英語力をつけるのに、こんなに単位数がいるのか、と他教科に言われるのがよくわかる。
高2はテキストの音読。日本語の部分も含めて。
センター試験の出来で、ほぼ国公立の合否は決まってしまうことを説く。
リストの1番から1000番までを順番に片づけていく学習ではない、豊かで骨太な学びを志向したところで、覚えることを厭うのではそれこそ本末転倒、絵に描いた餅。
フィン兄弟の映像を見せ、私の高校時代の洋楽輸入盤を使った聞き取り練習の話しを少し。札幌で仕入れた輸入盤には歌詞カードがついていないので、カセットに録りなおししてから、キュルキュルと何回も巻き戻しては歌詞の書き取りをしていた。兄がミュージシャン志望で、ベースラインの耳コピのために隣の部屋で音源をかけておいて、それを私の部屋で聴いて採譜していたことにヒントを得て、場所を変えたり、音を吸収する素材をスピーカー前後に配したりと、いろんな方法でディクテーションを試してから、さらにヘッドセットで聴いていたことなどなど。限られたアーチストでも、英語の歌であれば、何枚かアルバムを書き取った時点で、教科書レベルや大学入試の聞き取りのレベルは超えてるんじゃないでしょうか。もっとも、そんなものを越えたいと思ってやっていたわけではないんですよね。モハメド・ヨネ。

高1は、授業開始時に対面リピートをやっていた「高校入試リスニング」素材で、Flip & Write。
『英検タイムス』などを見せて、他校における名詞の四角化や対面リピートの実践とその効能を紹介。本家・総本山とも言うべき私のクラスでの活動がおざなりになっていませんかという話し。
高3は自分の担任クラスなので、新たな課を30分で読み終え、模試の返却。
周りの先生がいうように、この学校のパターンなのか、結局3年になると、英語が足を引っ張るのだなぁ。脱力感というより、無力感、虚無感に近い…。

放課後は、初心者チームには学校でエルゴの指示をして、残りを湖まで。
エントリー周りでもたついたり、フィニッシュがまったりする(こういうのは「加速」ではなく「減速」ですね)ことを徹底的に排除し、ピボットにだけ時間を掛けてあとは「前で休むな」「リカバリー急ぐな」「ギュイーーンと加速」「ハンズまでがドライブ」「下を向かない」「クラッチに乗せなさい」って、いつの間にかG大モードになっていた。
県合宿での集中的な練習のおかげで、ようやく単独でも良い練習ができるようになりました。ファイナルの姿勢が少しさまになってきたなぁ、と思って揚艇時に声を掛けると、すぐには艇に手を掛けられずに、

  • ケツが攣りました。

だと。いかにこれまでの漕ぎでハムストを使って、ケツや腹を締めてこなかったということでもある。まあ、解ればいいんですよ、自分の体で。あとどのくらいで、この水域で一番速くなれるか楽しみです。臀部と股関節周りのストレッチを集中的に行い練習終了。
生徒が帰宅する電車の時間に間に合うように、駅まで送り届けて解散。
明日は入試説明会でまた出張です。

本日のBGM: Fall at your feet (Clare Bowditch)