冬眠は凍土の中

週末の授業は高2、2コマの高1、1コマ。ああ、今日も短縮授業。頼むから私に授業で全力を出させて下さい。
高2は不定詞を終え、動名詞へ。慣用表現の暗記の前に、下準備の徹底。今日の2コマで、動名詞の意味上の主語まで終わらせる予定だったので、『やれでき』の例文を中心に解説。I enjoyed the movie. に始まって、

  • I enjoyed watching the movie.
  • I enjoyed watching the movie at home.
  • I enjoyed acting in the movie.
  • I enjoyed directing the movie.
  • I enjoyed promoting the movie.
  • I enjoyed discussing the movie with my friends.

までの置き換え練習。
そこから、更に、

  • I watched the movie, and I enjoyed it.

のように、動名詞で表されていた動作・事実を取り出す練習。

  • I discussed the movie with my friends, and I enjoyed it.

まで。口頭でスラスラ言えるようにしてから、ノートに筆記。
確認問題を3題板書。

  • (Smoke) is bad for you.
  • I gave up (smoke) and (drink).
  • I laughed at his story, but I couldn’t help it. → I couldn’t help ….

それぞれ速攻で解答を求める。何人か、3つ目で立ち往生している者がいて、喝!その前の段階でやったことがきちんとできていれば、その次に取り組むことの7割はもうできたも同然、という私の学びの姿勢の確認を経て、ようやく動名詞の意味上の主語へ。

  • My wife doesn’t like smoking.
  • My wife doesn’t like my smoking at home.
  • My mother doesn’t like her husband(’s) smoking at home.
  • My wife doesn’t like her father(’s) smoking at home.

の4例文の書き取りで導入。対比しながら意味を確認し、繰り返し音読。「蛍族」の話しを挟みながら、「家族像」をイメージさせて、仕掛けへ。さらに、

  • I don’t mind my father smoking at all.

を書き取らせて、意味の確認と音読。
最後の英文から始めてストーリー仕立てにして、

  • I don’t mind my father smoking at all. But my wife doesn’t like smoking. She doesn’t like my smoking at home. My mother doesn’t like her husband smoking at home. My wife doesn’t like her father smoking at home. My father and I ….

最後の部分に、自分で考えたオチとなる英文を書け、という課題。
次回、発表活動です。

高1は、フォニクス的活動で、類例の整理と発音練習。ほぼ、30分発音練習にあててみました。
姿勢・息・顎の開き・舌先の強さ・唇の形と5要素を普段から強調していますが、なんのことはない、きちんとしたトレーニングメニューを課せば、そうせざるを得ないわけです。
第一のグループは、アルファベットの名前でもあるO。
テキストに示された、

  • bone/ cold/ know/ phone/ told/ won’t

に加えて、

  • hole/ open/ sofa
  • most/ post /only/ over
  • boat/ coat/ coal/ goal/ road/ soap/ coast/ toast/ throat/ approach

例外的な

  • bowl/ sew

も含めて一気に発音。
対比される音のグループは、call/ ball/ saw/ talk のもつ母音。

  • all/ ball/ hall
  • cause/ sauce/ fault/ autumn/ audience/ author
  • caught/ taught/ daughter
  • law/ dawn/ awful

例外的な

  • cost/ cross/ frost

まで含めて、発音練習。最後のセットでは、

  • <子音字+r>はシャキッと速く!!

と合い言葉。余計な母音を介入させない発音に近づいた生徒が増えました。
お手本は米音でも英音でもいいので、とにかくまず、それぞれの音を区別して出せること。その音を含む語では、発音がぶれないこと、を要求。caught と cot が同音になる最近の加音など北米音を真似するかどうかは本人が決めればいいことで、まずは、音がぶれない、つまり caughtとdaughterで同じ母音を出しているかの方が大事なこと。次回は、more/ four/ storeなど r化した音色を含む語と、語頭が w-で始まる語をいくつか。

高校総体の県予選を控えているので、放課後を活かしたかったのだが、会議で湖に出られなかったり、保護者会総会の準備などで体育館のエルゴも使えなかったりと、結局今週の乗艇は今日の一度だけ。ほとんどぶっつけ本番ですね、今回のレースは。
7限後の放課後から湖へ。白波が立つ中、ハイトを両舷とも4mm下げて出艇。腕漕ぎからシート10cmのぶら下がりを徹底しておきました。ハイトを下げても、グリップが正しい位置で安定していれば、バウサイドを下げ、ストサイを上げることができるので、クラッチにオールがしっかりと乗ることを実感できます。リリースでオールがしっかり乗り、ブレードと水との距離が自然にできるからこそ、エントリーが自然に、ロス無くできるもの。高さを出そうとして、結局エントリー前に舞い上がると、急降下するので、エントリー直後から艇を進ませられないことになりますから。
先週、凪に近いようなコンディションでもしばしばストサイで水面を叩いたり、引きずったりしていたのに、今日はバッチリ決まりました。まだ、左肩が先に縮まってぶら下がりが不十分なので、今回はそこが一つの課題です。技術的に短期間で修正できるのはこんなところですかね。

明日は早いので本日はこの辺で。

本日のBGM: Listen (Toad The Wet Sprocket)