川と海だと海の勝ちかな?

木曜日は自分のクラスのLHRを皮切りに、高1、高3、高2の順番に授業。
高1は、スモールトーク英訳シリーズスタート。
今日は

  • 「ノートの真っ新なページ」を開いて

から。現高2が高1のときよりも早い取り組みになっています。さすがに初回ということで難儀しました。
その後、「ラウドスピーカー」第二弾。
まずは、『ぜったい音読』の1セクションを用いて、ノートの真っ新なページにディクトグロス。2回通して音源を再生し、書き取れた情報のシェアリング。悲しくなるくらい何もできないことを確認してから、「ラウドスピーカー」で一巡。冒頭の2文と、その後の文頭の3語前後の英語だけを印刷したワークシートを用いて書き取り。ヘッドフォン着用で読み上げる生徒は、このワークシートは見ても構わないこととした。ジグソーパズルのピース宜しく材料が少しずつ揃ってきたところで再度シェアリング。その後、書き取れなかったところで、「もう少しで全文が復元できる文」に優先順位を置くか、「まったく情報を聞き取れずぽっかり欠落している文」に優先順を置くのかを各自に決めさせて、再度スピーカーを通して一回聴き、加筆修正。さらにもう一度。この2回は、全文を聞き終わってからペンを持たせるやり方で。続いて、ペンを置き、一文ごと聞いてからペンを取り加筆修正。最後はシャドウイングをして、忘れないうちに加筆修正。ここまで終えてから、テキストを開き本文を見て赤ペンチェック!
高3は試験範囲終了。
英文素材自体は簡単で、主題もお粗末な英文ではあったが、andの並列の処理でいい練習となったと思う。復習での音読を徹底せよ。
高2は不定詞の副詞用法の続き。
目的を表す不定詞句、in order to 原形、so as to原形の用例と、目的を節で表す so that S + 助動詞+原形、との行ったり来たりができるかどうか。公式による書きかえ問題の穴埋めをさせているのと結果的には同じかも知れないが、テキストや辞書の用例を自在に活用するための布石づくりです。
節で表す方が圧倒的に自然なもの、不定詞句で表す方が簡潔に言えるものなどなど、これからの飛躍のための屈み込みと思って地味な作業をこなして下さい。
拙ブログに時折コメントを寄せてくれるタカさんの学舎にGuy Cookが講義に来た、と聞いて羨ましさが湧いてきた。というのも、私自身、Guy Cook氏と面識などないのだが、1994年の短い論文、

  • Repetition and learning by heart: an aspect of intimate discourse and its implication, ELT Journal 48 (2), 1994, Oxford

を読んで以来、その視点、切り口の妙に惹かれてきたのであった。今日、あらためてこの論文を読み直して、唸ること頻り。文学を修め、世界各地で英語教師としての経験知を高めてきた人ならではの立ち位置なのだろうなぁ。(お手元にこの論文のない方は、メールを下されば添付ファイルでお送りしますよ。)
放課後は職員会議があるので、本業のトレーニングは、中間テストに向けた自主勉強会に変更。
中間テストといえば、私の作問締め切りも追いかけてくる気配。例によって、決して追い越してはくれないのが悩み。
帰宅後作問実作。
遅い夕食は、たらこパスタ。
某局でドラマを少し。わかりやすいキャスティングと脚本と演技。
学級文庫から引き揚げてきた『星の王子さま』の読み比べをして、はなさんの声を聞いて就寝。

本日のBGM: Again and Again (Jenka)