ビルドゥングスロマン

代休の金曜日に続いて、土曜日も朝から、引っ越しの荷作り。
あたふたと正午から入試解説会の英語を担当。セキュリティを考えてコードを変えていたためリスニングの音源が検索でもすぐに出てこなくて、時間超過。相済みません。
以前勤めていた、私立の女子校時代の感覚でいたのだが、ふたを開けてみたら受験生のみの参加だった。この解説会に、中学校の教員とか、塾の講師・経営者を呼ぶという風土がこちらにはないのだろうか?
リスニングテストの出題のねらいなど、できれば「大人」に聴いておいて欲しかったのだが、広報活動にまだまだ大きな課題を残しているなぁ。良いものを作ったら、やっぱりきちんと売る、つまりは買ってもらわないと。良いものの価値を伝える努力が必要。人任せにしていてはいけないということなのだろうが、さて、どこまでが己の領分か。
遅い昼食を済ませて、帰宅。
荷作り再開。
途中で、『エースをねらえ!』(山本鈴美香)の文庫版第10巻が出てきてしまい、感涙。東京を離れる際に持ってきた漫画は、『愛のアランフェス』文庫版と、『人造人間キカイダー』(石ノ森章太郎)。それに、朝倉世界一だけ。『エース…』もこの10巻だけが残してあった。小学生の頃から何回読んだかわからない。ドラマとして身体にしみ込んでいるので、この最終巻だけがあれば十分という判断だったのだろう。
そんな中断を挟んで、ようやく床に積まれていた本の山の半分と、片方の本棚が片づく気配。ここまでで段ボール18箱。腰が痛い。部屋がパンダだらけ。後半分あるということは、単純計算で段ボールが後18箱。しかもその更に奥には、2年前に越してきてからまだ開けていない、生徒の作文のコピーが入った角が傷んだ段ボール群。
残るはCD。ステレオを一足先に片づけたので、そちらにあった普段良く聴くおおよそ100枚はすでに梱包済み。問題は、CDラックのCD。1段約55枚で、10段。550枚程度のCDを入れるとなると、後パンダ何頭か?頭が痛い。
気分転換に娘と散歩に出かけ、日が落ちてからも荷作り続行。学習参考書と英語学習関連書の入った小ぶりの3箱は学校に持っていくことにした。学級文庫に収録できるものは入れておこうと思う。
妙に冷えるので寝る前に妻に整体をお願いする。鎖骨と胸骨の間、肋間など身体の前の方はかなり弛んだが、後ろはまだまだ。普段のメンテナンスが足りないということでしょう。
さあ、この日曜日が勝負。
上手く積み重ねるだけ積み重ねて、寝場所を確保しないと。
本日のBGM: 愛のために。(織田哲郎)