『注文の多い』英語教育

2学期終業式。
その後、課外補習。来週の29日まで。
今回は、高1メインで英語難民もチラホラ出つつある高2も一緒に「英語の学び方」。

  • 英語の文法は、語順と形合わせ
  • 語と語の分かち書き以外の区切れとまとまりが見える力
  • 名詞は四角化で視覚化
  • 動詞の前ではとじかっこ
  • 一つの文に動詞は一つ
  • 二つ目以降は形合わせ
  • 文と文のつなぎ方と文の中への文の入れ方
  • 助動詞の番付表とその活用法
  • L板を使った、語順と形あわせの理解確認
  • 発展性のない穴埋め問題と創造的な置き換え練習の違い

などという基本的な取り組み方を再確認。
放課後は職員会議。
入試から卒業式など三学期の予定を見通す。
出席簿など公簿類を整理して帰宅。

雪が降りそうな天気だね、と妻が言うので、私が

  • 「ふる」「ふれ」「へよ」

と言ったら、「へよ」のところで二人ハモったので、

  • なんで、この活用は「へよ」なのかね?

と言う展開から、妻と友達で高校時代の担任の先生の名字を活用させていた話しに。高校生というのは今も昔も不思議な生き物だ。

  • で、活用される先生って決まってるのね。

というオチ。

さて、指導要領(案)に関して、新聞社説をいくつか読んでみた。
ゲンナリ…。
前回(=現行)と今回とを比較して読んでいるのか甚だ疑問。
もう、教育関連の話題でメディアの「論説」には期待できないのだろうか?
表だった情報戦がこのレベルでは、現場の声をあげるにせよ、当局と議論をするにせよ、世論を味方につけるにせよ、用意周到にやらないとダメ。
とくに、批判的・否定的言説をブログなどで発信するなら、まず「原文」をしっかりと読んでから。この点は、大津先生もブログで言っています。

  • 基本とする。

という背景を辿らないと。問題は、そんなところではないのですから。
年末年始を使って、作戦を練りたいと思います。

このブログでは、これまで教育行政に関わるプレスリリースとパブリックコメントについて数回ほど訴えていました。

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20060919
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20060927
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20070830
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20070923
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20080313
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20080216

さらには、以前の指導要領改訂時の動きに関しても言及しています。

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20071028
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20050401


こういった経緯をふまえて、過去ログで読んでおいて欲しいと私が思うのは、

http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20051203
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20060531
http://d.hatena.ne.jp/tmrowing/20070306

の3つですね。
最後のエントリーは当時勤務していた私立高校2年生の1年間の授業の総括です。
今回の指導要領(案)の「授業は英語で行うことが基本」というお題目からすれば、基本から大きく逸脱した授業ですが、生徒同士、生徒と教師が悪戦苦闘する中で成果は出るものです。
当時の高2、高3の「ライティング」での実践も、とりわけ「ライティング」という「書くこと」に特化した科目が指導要領(案)では消えてしまう趨勢なので、このままの指導要領で実施されるとなると、未来から振り返った場合に、このブログで紹介示している授業の様子や生徒作品例は一英語教師と生徒達の到達した境地を示す「記録」となるようにも思います。

今年も残すところあと僅か。
世間ではクリスマス・イブなのでしょう。聖なるかな…なれるかな?

本日のBGM: New Order (pupa)