「目の前の現実と、僕の理想」

年間10万アクセスを本日達成。明日にも、20万アクセスの見込みです。
キリ番、前後の方、スナップショットなど画像と一緒にメールをお寄せ下さい。記念に心ばかりの御礼を差し上げます。

本日は1年から3年まで計4コマ。
1年オーラルは今月の歌の歌詞確認。音と意味の摺り合わせ。主題を踏まえて、各タスクの確認。話型をなぞり、フォーマット・構成を見抜き、コントラストを把握してと、今後も汎用性の高い学習になったと思います。英語の歌を扱うのは息抜きとか楽しさのためだけではないということがよく分かったのでは?
高2は、パート2までの範囲で、語の入れ替えから、構文の転換、さらには発想の転換までパラフレーズの意識付け。質問の該当箇所を抜き出して、通り一遍の英問英答をクリアーしてから後、何が出来るか?

  • その英文が読めた、理解できた、ということを確認するあなたの引き出しの中には何が入っているか?

を問う授業。
高3は、英作文(短文の和文英訳)。前任校では1学期に終える内容だが、致し方あるまい。ハンドアウトを印刷し、複数の解答を比較した上での解説&語法の諸注意。
米大統領選ではオバマ氏の勝利。ニュース映像では次期大統領の顔・顔・顔。でもこれがノッチに見えてくるんだよね。Biofuels Digestでさえ、特集号が出るくらいだから、アメリカが大騒ぎなのはわかるのだが、日本での騒ぎ方は少し考えもの。

浅野博先生のブログで指導要領の解説に関しての話を読んだところだったので、

  • 平田和人編著『中学校新指導要領の展開』(明治図書)

を購入。「書くことの指導」関連がどう扱われているか、情報収集。
正直な読後感は「困ったなあ…」。
そもそも、これは誰が何のために使う解説書なのか?新人にもベテランにもこれでは参考にならないでしょう。一カ所、見逃せないところを。

  • これまでは、中学校1年生の最初は主として音声による指導が中心で、文字の導入は少し遅れる傾向にあった。しかし、2年間、70時間の音声言語に慣れ親しんで入学してくることを考えると、小学校入学と同時にひらがな筆記の指導が始まる国語教育と同様に、早期に文字指導を計画する必要がある。1年生の前半くらいの内容は、音声的には復習程度におさえ、積極的に読み書きを導入することが大切である(もちろん過度の負担を感じない程度に)。ちなみに、アルファベットの筆記は音素認知が前提となる。その能力はおよそ10歳前後で獲得されるので、中学1年生では十分可能である。(「早期の文字の導入」、p.156)

私に引っかかっているのは2点。
ひとつは、"音素認知は10歳前後"、とさも英語教育界の常識や定説であるかのごとく解説されていること。では聞きたいのですが、なぜ、高校入学時にアルファベットが満足に書けない生徒が存在するのでしょうか?
もうひとつは、小学校で児童が2年間音声言語に触れれば、音素認知ができるような指導ができる小学校の英語授業担当者はどのくらいいると想定しているのだろう、という点。
そのうちに、中学校の「セルJrハイ」、小学校の「セルエレ」などが出てこないことを祈る。

鼻の奥というか盆の窪の内側というか、微妙な箇所にちょっとした違和感。ピリピリとズキズキを足して2で割ったような痛みが時折頭の奥で。鼻風邪か?耳に来るまえに、攻撃は最大の防御というわけで、夕飯でチーズ入りハンバーグをリクエスト。めずらしくワインを少々。ガバルダ・トレス、2005年。活力を蓄えるのに、たまには良いものです。
日本シリーズ中継が若干伸びて、『相棒』の開始時間も繰り下がり。シリアスな脚本・演出だった。
寝る前に、

  • 北島康介著『前略、がんばっているみんなへ』(ベースボールマガジン社)

を読了。といっても120ページ程度の分量で、全てルビが振ってあるので小学生でもおそらく読み通せます。もともとは雑誌『スイミング・マガジン』の連載をまとめたもの。

  • 100m決勝は完璧なレースだった。準決勝で泳ぎがあまり良くなかったからこそ、決勝では完璧な泳ぎができたのかもしれない。(p.16)

という発言までが清々しい。
子ども向けと思わず、読んでみて欲しい一冊。

本日のBGM: 花のように星のように(トータス松本)