Two to Three

今日の0限は高1。
まずは『短単』260例文音読大会から。最速は約16分。前回、10分で66例文しか読めなかった生徒が25分ちょっとで全部を読み切り、自分でビックリしていた。限られた教材で、擬似的とはいえ「英語モード」のスイッチが入ればこういう経験も出てくるのだ。まずは、スラスラ感を得て、復習が億劫でなくなることが大切。今回の音読タイムを基準に、その分だけ毎日早起きして音読してくるように指導。その際、アクセント(強勢)の位置はきちんと確認し、英語のリズムで読むように、二三例示してコーラスリピート。
最後に余った数分で、英授研の全国大会に参加した際にビデオにスナップ風に撮った激励メッセージを流す。

  • 太田洋先生
  • 今井康人先生
  • 東谷保裕先生
  • 久保野雅史先生

お忙しい中、ありがとうございました。インターハイの撮影に使うつもりでキャリーバッグに入っているのを思いだしたのが、東谷先生の発表が終わって昼休みになる時だったので、もう少し早く気が付いていれば、もっとたくさんの人にアドバイスをもらえたのに、と少々残念でした。
高2は『P単』一気食いに続いて、昨日の続きで不自然・不適切な英文の吟味。高2の学級文庫の辞書類・参考図書を活用すれば、一気に片づく程度の課題なのだが、どうにも時間がかかる。語彙語法の知識を仕込む作業を厭わせないことが肝要。網羅的なリストと思うから、消化吸収するのに気が滅入るので、昨日示したように、

  • 中学校レベル(『アプローチ』(研究社))〜高校初級用学習英和(『E-gate』(ベネッセ)、『プラクティカルジーニアス』(大修館)、『コアレックス』(旺文社)〜中上級英和(『ジーニアス』(大修館)、『新グローバル』(三省堂)、『ルミナス』(研究社);『ロングマン英和』(桐原)〜英英和(『ケンブリッジ英英和』(小学館))〜英英(OALD, Longman Dictionary of American English)

などといった易〜難;単純〜複雑な一連の辞書で特定の語法や用例を調べて、並べて概観してみることで、どんな「気づき」が得られるか、または何の驚きも発見も得られず終わるか、といった学びを数多く経験することで自分の目や感性を鍛えておくのだ。時間はかかる。そりゃ語学だもの。効率を求めて人様に精選してもらったもので学び続けるのは、ビタミン剤や、カロリーメイトを主食とするようなものだろう。高2の残り半年でどこまでその意識を育てられるか。
高3は読解教材の活用法。
全ユニット20を通して音読する活動。上塗りを繰り返すことによって理解度を高められるような目の付け所、着眼点、切り口、手がかりの作り方、ストラテジーに資する更なる教材の紹介。中途半端な時間が余ったので、高2と同じく、英文の吟味作業。高3の今の時期なら、「あれっ?」とか「いや、問題はないんじゃないかな…」とか、すぐに何か反応できないと、明らかに知識の欠落を露呈することになる。
午後は授業が空いているので、体育祭の練習の出欠を取ってから、医者へ。舟状骨だけはやっかいな部位なので、ポジション、角度を変えてレントゲンを撮ってもらう。今のところは異常なし。デジタル処理された画像だと、本当によくわかるものだ。痛みがひくまでは今暫くかかるので、もう少しキネシオのお世話になることに。一週間経って痛みが引かないようなら再度レントゲン、それまでは漕いじゃダメとのこと。
学校にもどって帰りのHR、明日はリハーサルなので、土曜日ではあるが登校。

私の周りの一部の人で話題沸騰の、

  • 竹内康浩『東大入試至高の国語「第二問」』(朝日新聞出版)

を読む。一気呵成。一番印象的だったのは「季節感」だ。ネタばれしても、読みたくなる本だろうけれど、細かく引用はしない。とにかく、四季のように巡り続けながらも、去年の夏と今年の夏が違うことに気が付くように、そして、それでもなお、全ての夏には終わりがあることに気づくように、通して読んでみて初めて体感できる一冊。引き込まれたり、反撥したり、呻ったり、と忙しい読みとなった。が、読後感はいたって爽やか。受験屋さんの解説とはひと味も二味も違うことを保証します。

私の周りでもあまり話題を聞かない、

  • 渡辺雅子『納得の構造』(東洋館出版社、2004年)

を読む。現在、国際日本文化研究センター助教授をされている方で、以前のインタビュー(http://benesse.jp/berd/center/open/berd/2006/10/pdf/10berd_04.pdf)が気になっていたので、まとまった論考を読むことにしたのだが、この本はインタビューより更に前の博論を元にした単行本であった。インタビューでは、日米仏での分析が秀逸だったのだが、この単行本では日米に限られ、しかも日本の生徒の作文指導に関わる先行事例研究が、事例研究をまとめたものを概観したものでしかないので、深みがない。残念。
倉澤栄吉も大村はまも青木幹勇も大西道男も井上一郎も大森修も大内善一も田中宏幸もでてこない国語教育の作文の話を普遍化されるのはどうも…。もっとも、私の読んできた人たちが偏っているのかも知れない。国語教育専門の方はどう思うのだろうか?そこが知りたい。
とまれ、渡辺氏の今の視点・立脚点で、この単行本くらいのボリュームのものを読んでみたいと思った。新著に期待。
久々に、ドリカム。1995年のDWLのDVD。このころは3人だったんだなぁ。
初めて高校の廊下で声を掛けてきたあの日の彼女の顔をまだ覚えている。もっとも、彼女はそんなこととうに忘れているだろうけれど…。
今日は娘の誕生日であった。

本日のBGM: 眼鏡越しの空(Dreams Come True)