ダンスはすんだ?

津田塾フォーラム終了。
三日間通しで参加された方、お疲れ様でした。
私は5日の朝一ののぞみで上京して、午後だけの参加。新幹線を降りたら雨模様。そのまま山の手線で新宿へ。中央線に乗り換え。雷雨に。止まったら嫌だな、と思ったら。吉祥寺を過ぎるとほとんど降っていなかった。U先生に駅に迎えに来て頂いた。深謝。
津田塾大学。
正門の前は何度も通っていたが、中に踏み入れるのは初めて。大学らしい大学でした。
午後のプログラムの、久保野りえ先生の講座に何とか間に合った。
入門期の指導。教科書に入る前にどんなことをできるようにしておかなければならないか。以前、FTCで聞いた時よりもパワーアップしていた。卓立、の話は頭で分かっているだけではなく、実際にできるようにさせてナンボ、ということがよく分かった。特に、既習のものを織り交ぜて使っていく部分が目から鱗だった。ペンマンシップも、ベースラインのみの指導、無闇に回数を書かせないという指導を中1にしているところが凄い。
雷雨が激しくなる。休憩時間に田近裕子先生にご挨拶。
午後最後は私の講座。
以前のFTCや英授研の福袋でやったものの延長線(戦?)です。
参加者の中に男性がいて少しホッとする。中日で最後のコマなので、疲れもでてくる頃だろうと、様子を見ながら、雑談から入ったのだが、寝ている方、無表情で聞いている方などもいて、なかなか難しい。
最初の課題は、鴻上尚史の『ロンドンデイズ』(小学館)から。
他の言葉で置き換えられない、という詩歌、戯曲のことばの特徴を伝えられたかしら。
次にドノバンの歌のナンセンスなものに。歌を歌ってもらう雰囲気を作れなかったので、普段私の授業で行っているマンブリングから始まる一連のドリルのやり方と、聴き取りを少々。U先生曰く、「アリスに出てきましたよね。確かに、靴を履いてたけど足はなかった。」流石です。
授業で扱うポピュラー音楽の例としてBoth Sides, Nowのワークシートを配布し、1番のみ聴き取り。答え合わせをしないで進む次の活動の例を実際に辿ってもらう。その後、コメント集へと繋がる手順を示し、実例を配布。
その後は資料の解説で進める。Acrosticでは、実際にSilent SpringのSILENTで作って見てもらう時間を取って、その後生徒作品と発表の映像を見てもらう。
最後は「英詩と過ごす夏」の暗誦ビデオから。
もう少しorganizedな発表にできれば良かったのですが、現時点ではあれが精一杯です。
普段使っている資料・書籍を会場の前のテーブルに示して皆さんに見てもらう。絶版のものもあるので、どこまで参考になったか分かりませんが、研究室や準備室の古い資料も見直してみる契機となれば幸いです。
金沢から来てくれたS先生と初対面。ありがとうございました。
久保野先生、U先生、M先生などなど残った方々数名でご苦労さん会。私以外はみな女性でしたが、楽しい会でした。
明けて次の日は、ゆっくり服の買い物など。
悲しいかなやはり書店に足を運んでしまう。買うのはアマゾンでも、やはり実際に目を通してからでないと…。
三省堂と紀伊国屋にはもう、『パラグラフ・ライティング指導入門』(大修館)が入っていました。どちらも「教育」のセクションですので、よろしくお願いします。

夕方に、前任校の教え子と軽くお茶。今回、作品の提供を快諾してくれたばかりか、本来は200語以上あった長いものを短く書き直してくれたりしました。お礼に一冊進呈。

  • 自分の書いた英語が本に載っているって不思議な感じですね。

お願いした時から早2年。一緒に英詩と過ごしたり、acrosticを書いた高校生も今は大学生。精一杯学生生活を楽しんでください。

夜は、riversonさんと編集者のTさんと宴。
トルコ料理の店はベリー・ダンスの日に当たったせいか、満席になって話がしづらくなったので、ダンスの開演を前に近くのバーへ移動。あっという間に時間が過ぎました。さまざまな固有名詞が飛び交うので話の内容はオフレコ。オザケンです。
終電で宿に帰ってきました。
明日は、英授研の全国大会(懇親会?)に顔を出します。
本日のBGM: When you dance you can really love (Neil Young)