”Give it time to fall or climb but let the time decide.”

事前に打診された期末テストの時間割(案)が私には大変きついものだったので、要望を出してみたら、いろいろなところから逆風が吹きまくり、コンディションは荒れる荒れる。(宮島でスカルを漕ぐのはきっとこんな感じなのでしょう、N先生。)
進学クラスはカリキュラムからして全く異なり、単独の授業なのだから、横並びで時間割を入れる必然性は全くない。違う時間帯で試験を行っても、問題が漏れるなどということもなく、全く大勢に影響はないと思うのだけれど、何が問題なのかね?こちらは、要望があれば、と言われたから要望したまでなのに…。疲れるなぁ、全く。進学クラスが実績を出せるように、ということで今年は担任に配置されたと理解しているのだが、後方支援の体制はないようだ。
本業の国体予選は様々なケースを想定して2Xでエントリーしていたのだが、裏目裏目。約一名、体調不良のため棄権する羽目に。虚しい。
残る一名はレースを見て学ぶことと、watermanなどレースを支える裏方の仕事を経験させるために、ホーム湖からレース湖まで雨の中山道を縫い縫い連れて行った。
自チームのレースがないので、宿ではミーティングの代わりに、懸案の原稿に著者校で朱入れをする時間ができたのが幸い。明け方までかかってようやく統一感の兆しが少し見えてきた。文末処理だけでなく、用例の差し替えや英文の書き直しなども含めて、もう一頑張りといったところです。
明けて決戦の朝。雨も収まり、時折太陽が照りつけ、蒸し暑いくらい。
少年女子は世界ジュニア代表を含む2Xで決まり。男子種目ではさまざまなシミュレーション。選手によっては1日3本引くことに。まあ、本当に強いクルーを代表に選び、選ばれなかった漕手も強くなるんだからいいでしょう。レース終了後、来月のブロック予選に向けて役員で打ち合わせ。
成年の男女とも大きな艇は大学生チームに頼ることになるわけだが、今日の二本目は少し、明るい材料が見えたので、今後も精進を続けて欲しい。尤も、一番精進しなければいけないのは我がチームである。
明日月曜日は0限からなので、帰宅後はまず教材研究。続いて、「私のアンソロジー」のチェック。
このクラス課題、早くもやっつけ仕事になっている者、漫然と印象を書いていて「ことば」へのアンテナの張り方がずれている者が非常に気になる。課題になっているから、提出が義務づけられているからやっているのでは、筆者のことばをなぞる作業さえ全く無駄だ。さらには、その前の回に私が朱を入れたところを全く振り返っていないのでは根本的に課題の体をなしていない。そんなことではいつまで経っても言葉の力は育っていかないだろう。いつまでもだらだらと「感想」にもならない漠然とした作品全体の印象を語る癖を止めさせることが必要。とりあえず、ことばに関してもっと注意させるために『星の王子様』の翻訳物を数冊準備。翻訳(者)が変わると、同じ原作の世界がどのように違う世界へと変わるのかをこそ読み比べて欲しいのだが、生徒の反応はどうなることやら。
気が付くと、もう今日も残すところ僅かな時間。
最近の自分のスケジュールがきついことを、いろいろな言い訳に使おうなどと思っていたのは、そもそも「きつい」という自己評価からして間違いだったと、田尻先生からのメールで痛感。今後予定している発表のレジュメ、集中講義、さらには、飛び込み授業の数に比べれば、私は暇も良いところだ。
田尻先生だけでなく、多忙を絵に描いたような先生方に、無理を言って講師をお願いしていますので、私の企画したこの一大イベントは何としても成功させたいと思います。

本日のBGM: Hold On Hold Out (Jackson Browne)