”... only some of the boys do.”

試験直前だというのに、新たに本を読みたくなる学生時代の行動を振り返ると、逃避欲求だったのかな、などと思うのだが、何もこの大変な時期に、と自分でも呆れる。

  • 海老沢豊『田園の詩神―十八世紀英国の農耕詩を読む』(国文社、2008年)

drydenianaさんのブログで目にして、即、アマゾンで頼んでしまったのだが、今日届いた。のっけから圧倒される。これは夏休みまでかかるだろうなぁ。
LHRは大掃除ならぬ「中」掃除。床の雑巾がけと窓掃除。冷房を使い始めるので、エアコンの吸い込み口を綺麗に。
高1授業は『…お助けブック』活用の続き。思い出を語る、ということで、 enjoy –ing; have a good time –ingと、remember –ing; (not) forget –ingの導入と置き換え練習。その後、実作。
今日は、女子で1人、良い発展を示してくれたので、とても嬉しい。

  • We cleaned our room before breakfast.

と書いてきたので、「シーツたたむのとかうまくできた?」「大変でした。」というので、「英語で言うと?」ヒントを出したら、

  • have a hard time

と自分で思い出してくれたので、「それそれ!」と促して、

  • We had a hard time cleaning our room before breakfast.

という高校1年生らしい英文に。笑顔で自分の席に戻っていきました。
高2は淡々と『P単』。授業中の100個一気食いは制限時間20分で課しているので、時間切れで処理しきれないところをカバーするため、今日は、51-150までで100個。残り時間はドリル。一人一人のペンの持ち方を観察しているのだが、少人数クラスでこれだけバラバラなのは問題なのではないか、と思うくらい持ち方が異なる。どうしたものか?
「P単が楽しくなってきた」というある女子生徒は、教科書のワークシートでも徐々に取り組みが変わって、既習事項に戻れるようになり、自学自習が少しずつできるようになってきた。依然として「公文もどき」でやっているのだが、今日の新しいパートでは何と、クラスで1番初めに持ってきた。成長しつつある人の顔を見るのはいいものです。この良いリズムを維持して欲しい。
空き時間に、校長同席で英語教育イベントの打ち合わせ。田尻先生が先約をずらして最後までいられるようにしてくれたのだが、会場のホテルがあまり遅い時間まで使えないので、プログラムの時間設定が難しい。各講師の演題も出そろい、包括するタイトルの副題を思案。来週末には告知の運びに。
7限後SHRを済ませて、湖へ。小雨交じりだったが、国体予選に出場する2Xで練習。1年生を乗せざるを得ないので艇速は不十分なのは目をつぶるにしても、直進性に問題がありすぎる。「技術が拙いために曲がるのはわかるが、なぜ、曲がったときに直さずに、レーンを跨ぐまで気が付かないのか?」という趣旨の指摘をし、モーゼの十戒ではないが、

  • このレーンの中だけしか水はないと思って漕ぎなさい。ブレードがブイを超えたら、もうそこには水はないので漕げないし、艇が跨いだりしたら転落です。

と言って、パドル。直進し続ければスピードに乗れるし、スピードを感じ続ければ直進しやすくなるもの。疲れました。陸に上がってから、レーン間隔の12.5mとスカルのブレード先端とブレード先端との間隔を計算させて、いかに余裕があるかを実感させる。「二車線の道路を独り占めして真ん中の白線の上を走っているようなものだ」と誇張しておいた。
大学生のエルゴを少し見て、あまりに加速が緩いので激。自分に甘くてはダメ。どういうスピードを出したいのか、まずは自分が求め続けないと。突き抜けよう。
学校に戻ったのが8時過ぎ。雨は止んでいた。
本日のBGM: Girls LTD (Don Dixon)