AAO!

  • 船を浮かべたことについてかつて水が求めなかったように

といったのは、中野重治だったか?当たり前のことを当たり前にこなしていきたい。

昨日は、放課後バタバタしていて、夕飯を食べにいけないまま寮の当番だったので、宿直に引き継いだ後、9:30過ぎに大急ぎで夕飯を済ませて帰路。不摂生極まりない。
今日の高1は、『短単』からディクテーション3題。上手く書けなかった語を縦書き練習。縦書き練習をまだ活用できていない生徒がいるので、「あれほど、効果的な練習方法と言ったのに使ってくれないなんて、先生は悲しい…。」と演技。

  • I’m sad.

と、

  • He looks sad.

を確認。そこから、田尻先生の『…お助けブック』(教育出版)を使った、行事の体験・感想英作文指導へ。ありがちだなぁ。
肝心の『…お助けブック』を忘れた生徒がいたので、

  • We found the “お助けブック” very useful [helpful].

を板書。いわゆるSVOCの文型(1-D)で用いる動詞リストへfindを追加し、この例文も加筆。
生徒の作業は、

  1. お助けブックの「どどい(つ)」表現のリストから、今回のテーマで使えそうなものをまず、5つ選ぶ。
  2. ノートにスペースを取って転記。
  3. 今回の行事を振り返って、その「どどい(つ)」表現を使った英文を作る。
  4. 主語+動詞の選択が適切か教師がチェックし、語順パターンの確認をさせる。
  5. チェックを受けたら、清書。
  6. 次のリストから、さらに使えそうなものを5つ選ぶ。
  7. 以下同様に進める。

というような流れ。ある程度のネタが揃った時点で、時系列に並べ直し、sentence combiningへと移り、必要に応じてdiscourse markersを指導という目論見。どうなりますか。
今日は、

  • ?We cooked a curry and rice hard.

のどこに違和感があるのかを多くの実例で検証。"hard" という副詞は努力やエネルギーを必要とする動作や活動との相性を説く。

  • We tried hard to cook a curry and rice.

などという場合にはhardがちゃんと役目を果たしていることを確認。

  • We cooked a curry and rice very well.

という文から、接触節を作った上で、

  • The curry and rice we cooked tasted very good [nice].

というSVCのパターンへと発展。語順パターンと動詞を確認。さらに、

  • The curry and rice we cooked looked delicious, but it did not taste so good.

へと。
斉唱を済ませて、導入のfindの文を再確認。さらには、「忘れ物をすると先生だけでなく、みんなの親御さんも悲しむことになる」と、

  • I will not make my teacher or parents sad.

で、動詞リスト拡充。

高2は、「公文もどき」。若干名、自力で地道に考えながら作業を進めていけるようになってきた。タテのものをヨコにするだけではダメなのだよ。出来が悪かったのは、

  • Why were nothing being done to stop such terrible things?

あまりに、リアリティのない和訳が続出するので、

  • Why were they doing nothing to stop such terrible things?

ならどういう意味なのか?と問うてみた。やれやれ。
もう一つは、

  • There were more than 250 million children working …. That’s about the population….

でのthat が何を指しているか(何を受けているか)?ここでも、ピンと来ていない生徒がほとんどだったので、「なぜ、They ではなく、Thatなのか?」と問うてみた。それでもまだダメ。では、ということで、

  • 「more thanの比較で、基準となっている 250 millionって、多いの?少ないの?」

女子で、ことばのセンスの良い生徒が、このヒントでイチ抜け成功。苦労しますね。

高3は、接頭辞・接尾辞のまやかしから目を覚ます、地味な語形成の知識確認。その上で、新たなUnitの読解素材文導入。あまり読み応えのない文章なので、私の教材研究用のノートのコピーを配布。それを参照させながら冒頭の解説。まあ、「昔ながらの中華そば」みたいな授業です。
クラスで3人くらい、突き抜けそうな感触だが、まだまだ精読から学ぶ必要がある。

  • as if by magic

を答えさせるところでは、成句の知識を仕込むことも大事だが、ここでは「いとも簡単に」ということを劇的に言っているだけなのだから、

  • 時間に置き換えてin no timeとか、労力に置き換えてwith no effortとかeffortlesslyでも意図は充分伝わる。今私が言った、英語のフレーズをそれぞれしっかり聴き取れる集中力を持つべし。

と説く。

7限終了後は、自分の担任クラスの授業担当者会議。出張の先生が多く、出席者が少なかった。一通り評価に耳を傾けた後、預かったコメントを読み上げ、自分の評価や気になる点の情報提供。管理職も含め、概ね好意的な評価。ただ、この評価も暫定的なものであると心していた方がよい。
一仕事終えて、7時前に、山口まで時計のバンドを交換に。
なんとちまきやで「閉店セール」。どういうことだ?時計コーナーの店員が私の時計を預かる際に、珍しがって顔を近づけていた。渡すときにも、「大切になさって下さい」とひと言。
なんでも高ければ良いというモノではないことが分かっている人のようだ。
夕飯は、私のリクエストでラーメンと炒飯。こういうメニューでもジャンキーにならないところが妻の凄いところだ。感謝。ゴマをちょっと多めに振りかけて食す。
karishimaさんと電話でちょっとお話し。「声が疲れている」とのこと。まあ、そうだろうな。気を遣わせて申し訳ない。
明日は「山口県英語教育イベント(仮称)」の最終打ち合わせ。ビシッと行きます。


本日のBGM: サムライソウル(ウルフルズ)