”Or I’ll turn into the coffin in your grave.”

自宅光ケーブルの損傷でネットが使用できず。学校の回線にのっかって、メールの送受信で仕事をこなす始末。未だ、調子出ず。普通のケーブルだと断線部分を繋ぎ直せばいいのだけれど、光は敷設し直しなので、手間がかかるなぁ。
勤務校は、推薦入試の準備。入学してくれれば、どんどん英語も鍛えますよ。ホント、お買い得だと思うんだけど…。
いつものように原稿の締め切りが追いかけてくるので、いつものように私を追い抜いていって欲しい。
原稿執筆に際して、いくつか書籍を読み直す。
長谷川潔著『英作文の指導法』(大修館書店、1969年)

  • いまでは古典的名著か。英作文やライティングを教える人なら、必ず読んでいる本であろう。日本文学とその英訳との対比など、教師になりたての頃、何枚、ウロコを落としたことか。このレベルの体系だった指導書というのは、おそらくもう出ないのだろうと思う。旺文社からの学参、『新研究英作文』(1979年、絶版)と併せて読むと、今風の「英作文」の学参の薄っぺらさがよくわかる。

小寺茂明著『日英語の対比で教える英作文』(大修館書店、1989年)

  • 上記、指導書から20年。叢書のシリーズでの刊行。読み返して、その内容の良さに驚く。和文英訳を批判するのはたやすいが、生徒のトラブルスポットを認識し、その克服をどう体系づけるか、教室での個々の学びを保証することの難しさを痛感する。

安藤貞雄著『前置詞のポイント』(研究社、1967年)

  • 「ハートでつかむ」30年も前に、高校生向けの教材で既に試みられている「コアミーニング」。生徒に教える際には、解説を詳しくすればいいというものではない、ということも教えてくれる。

高1、進学クラスは0限のオーラルから。
今月の歌は2008年の1曲目。昨年初頭に解散を表明した、The Beautiful Southの1998年の曲を選ぶ。前任校では、”Prettiest Eyes” を使ったが、今回は、英語Iの教科書の題材が、Chris Moonの地雷撤去の話で、文章が今ひとつなので、荘厳な印象を残しつつ、ニヤリ、とするようなHeatonならでは、の作品を。教室でCDをかけながらリズムをとっていて、「このアルバムでは、ハウスマーティンズ時代の盟友、ノーマン・クックも参加していたのだ」とあらためて気づく。今回からは、いつもどおりのprocedureでタスク化。コメント集を作ろうにも、少人数クラス1つだけでの実践なので授業の中でsharingとなるか?私自身、初体験だな、これは。ペアワークの間に、BBC sessionのバージョンでもかけておく。こちらはチープなホーン入り。
英語 I は、教科書がChris Moonのfirst person narrativeなので、1課全体のサマリーを私が3人称で書き、最初と最後の一文を示して、途中を5つに分け、整序完成作業。例によって、担当者会議で、個々のパートを確認、辞書を引いたり、訳したり。ホームグループに戻り、並べ替え。全グループ正しい順序。この理解を下敷きに、教科書本文を読む課題。入試で自宅学習になるので、連休中に読み終えてくるよう指示。休み明けの授業では、再度、ホームグループでサマリーを作り、英問英答作成。2学期までにやってきたことの発展となるか。乞うご期待。

山口への引っ越しの際に、『英語青年』を大量に処分してきたのだが、あることで、ふと、思い立ってバックイシューをいくつか買い直し。編集後記から目を通す。
Evelyn Waugh特集号で、「ウォーとオーウェル」、と題する川端康雄氏の論考。(これはご本人のサイトでも読めます→ http://www010.upp.so-net.ne.jp/rododaktulos/sub4-WaughOrwell.html
最近アマゾンで、


の予約受付が気になっていたので、「確かこの二人について誰かが言っていたはず」と思っていたら、この数年前の『英語青年』のWaugh特集だった。
予約をどうしたものか?このLebedoffという著者の作品を読んだことがないので思案中。
「書評空間」。
正月が明けて、続々更新。読み入る。いやぁ、参った。原稿を書き上げてから、注文しよう。

本日のBGM: Table (The Beautiful South / BBC Session)