Exhibition

冬期課外終了。
しつこく、復習での音読。スクリプトを見ながら2語遅れでリピートをやってから、スクリプト無しのシャドウイングにいく方が、重ね読みをしてからシャドウイングにいく方よりも出来がよい気がした。この辺りの手法に詳しい方、情報をお待ちしております。
復習が一段落したら、筆記編対策も兼ね、「カタカナ語」の発音とアクセント。
いつもは『グラセン英和』で「リスニングの極意」を書いたときに作った一覧(ボツも含む)をつかうのだが、今回は市販教材の「カタカナ語」の一覧を示し、教材としての詰めの甘さを指摘。

  • カタカナでの提示→日本語としての意味&発音・アクセント→英語の綴り字提示→英語としての(正しい)意味&発音・アクセント

というのが、まっとうな提示順だろう。exhibition と exhibit などでわかるように英語で名詞、形容詞はそのままの品詞で定着しやすいが、動詞はなかなか定着しないという傾向を示し、アクセントの位置、二重母音か短音か、派生語による発音・アクセントの相違という基準を示して、生徒自身に再整理させた。こういう部分は、一覧表よりも、むしろ1語ずつカードを作って、まとめ直すのが有効なところだろう。「略し方」という観点が漏れていたのに気づいたので、休み明けに少し扱っておこうと思う。
さらに、グラフ問題を追加し数量表現・増減の表現・比較表現の徹底。空港や駅でのアナウンス問題で〆。冬休み中は、時間のかかるモノローグを徹底しておいてくれればいい。対話文の問題は、会話の決まり文句がわからないとできないものもあるので、休み明けまでに対面リピート用の例文集でも作るか。『グラセン英和』の初版で作った日常会話の例文集はCDがついていたはずなので、まずは選び出しの作業からだな。
心配していたセンター読解用教材は、なんと一字違いのF先生のところに届いていたのだった。これで、冬休みも充分な練習ができる環境は整った。
午後はエルゴ。人数が揃わず、締まりのない漕ぎ納め。
帰宅後、大掃除の手伝い(あるいは足手纏い)。窓ガラスをきれいに、きれいに…。
今日も早い時間からフィギュアの放送なので、手っ取り早く夕飯を済ます。
ジュニアの代表となった、水津選手の演技はとても良かったと思う。この選手は安藤選手にinspireされているのだろうか?『エースをねらえ!』とか『愛のアランフェス』とかの世界なのかね?

  • 目指す頂は高ければ高いほどいい(by 宗方仁(たぶん…))

古いね、私も。
圧巻はなんといっても高橋選手だろう。
いくら「魅せる」競技とはいえ、この高みに多くの選手を送り出すために、どれほどの人が動き、繋がり、支えてきたのか?本業の世界と比べて眩暈がしそうなのは、私が acrophobiaなせいだけではあるまい。

明日から4日まで冬期休業。時間を作って、原稿書きに勤しみます。時間があれば、ブログも更新します。今年6月に父が亡くなったので年賀のご挨拶は遠慮させて頂きます。

  • 英訳は詩を外国へ旅立たせる交通手段になると同時に、日本の読者のためのもうひとつの入り口にもなる。もし過去が一種の外国なら、外国語を通して日本の名詩に分け入ることは、ちっとも不自然ではない。えらい遠回りに思われるだろうが、詩歌の場合は特急や直行便など必要なく、読みの速さより深さが肝心だ。(「過去という名の外国」、アーサー・ビナード著『日本の名詩、英語でおどる』より)

ゆっくりと詩を味わう、ゆっくり歳を味わう
そんな年末年始になれば…。

本日のBGM: 悲しきめまい(Carnation)