取れるなら相撲は他人の褌で

週末の本業はレースに向けて、フェザーのドリルとスタートのやり方。500m を2発計って現時点での力量を伝える。日曜日は、エルゴで1000mのトライアルも。平常のUTカテゴリーをきちんとこなしていないこと、1分on 1分offのメニューで全力を出さずに出力を間延びさせてメニューを終えていることなど、ようやく反省点を自覚したようだ。
オートバックスでキャリアを購入。さらに背が高くなった。お店の人には、「オールを積む」と言ったのだが、最初バス釣りか何かと間違えていたようで、ボードとか、ラチェットとかオプションをどんどん紹介してくれるので、聞いていて楽しかった。が、長居は危険な店だ。
強化合宿でお世話になっている宿を予約しようと何度も電話しているのだが昼も夕もまったく出ない。季節営業なのか?日にちが迫っているだけに心配。いざとなれば、通いですな。
The Times Planet Podcast でCarly Weinberg chats to Archie Henderson。Episode 21はラグビーWC優勝の話。Carlyの声は慣れると聞きやすい。数分間のたわいない話なのだが、こういう話を聞くと、スポーツそのものを語る文化というものを感じられると思う。日本でこの手の番組をやろうとすると、すぐに、お笑い芸人がバラエティの枠で、スポーツ(人)を、お茶の間に引き込もうとするのだな。さんま氏しかり、ダウンタウンの浜田氏しかり。タイガー・ウッズを番組に招いても、お茶目なことをさせようとするわけだ。世界のファンに尊敬される日本のスキーヤー、荻原兄弟も、次晴氏がテレビでレポートをする時にはお笑いの方向に演出をするのだ。99の矢部氏のサッカー番組しかり、島田紳助が司会する某局の番組改編期の持久走大会しかり…。しっかりせい!日本のスポーツメディア。

中間試験で普通科の英語Gが終了、答案が出てくる。一番心配していた肯定文でsomeが使われている文を疑問文に直す出題で過半数以上がそのままsomeにしているのだなぁ。やはり、問題を解いて理屈を聞くだけでは定着しない。問題文の英語の語句・字面に引きずられてしまう。それでいて、和文英訳で anyを用いる疑問文は作れていたりするのだから、実際にsomeとanyの違いを体感し、体得するようなトレーニングやシミュレーションが必要ということなのだろう。どちらにしても今の教科書ではダメだ。早く再入門に適したテキストに変えねば。
試験はオーラルも英語 I, 英語 IIもようやく完成。今年度は1年生から3年生まで、5種類の授業で17時間持っているのだが、毎回4種類の試験を作成。2回に1回は英語Gを作るので5種類作成となる。以前は中高一貫6年制の学校にも勤務していたが、高校で中学再入門講座から国公立大入試レベルまで教えるというのは本当に貴重な体験だ。高3はこの時期AO入試で地元の国立大に合格する生徒も出てきたので、定期試験に対する意識をどうコントロールするか難しいところ。
英語科主任と話していたのは、普通科のオリジナルテキストの作成だけでなく、進学クラスの入門期教材も見直しが必要ではないか、ということ。

  • 文芸春秋から本多敏幸先生が出している『本多式中学英語マスター短文英単語』と久保野雅史先生の関わった『絶対音読』(講談社)の中1、中2版(入門編)と中3版(標準編)の2冊を使って1年生の1学期中間までに徹底して音読筆写を繰り返し、1学期期末に向けて高1版の『挑戦編』に移る。その一方で、オーラルでは田尻先生の『自己表現お助けブック』(教育出版)を傍用にして、松香フォニックスの QA-200を用いて英語で授業をした方がまだやりやすい気がする。

という私見を述べておいた。「人の褌で…」と揶揄されるかも知れないが、良いものはどんどん使えばいいのだ。とりわけ復習や自学で利用可能な音声教材という視点を早急に取り入れるべきである。
テスト期間でずっとマックの画面とにらめっこしているので、眼精疲労からの肩凝りが酷い。とくに左の肩口から肩胛骨の間にかけてがバリバリ。湯湯婆を使って肩胛骨周りと仙骨、足裏を温めて仮眠。本当なら足湯がいいのだが、今住んでいる家の風呂は追い炊きができないので、こういうときに不便。レースシーズンが終わったら引っ越しを検討するか?などと考えながら、今年度後半の予定などを眺めてみる。
11月11日(日) ELEC同友会英語教育学会の研究大会(清泉女子大@東京・五反田)
→これは、自分が部長を務めるライティング研究部会の分科会があるので上京。
11月12日(月) 山口県高英研研究大会
→こちらは岩国地区で開催。不慣れな土地ながら研究授業から参観の予定。迷子にならずにたどり着けるか?
12月8日(土) 北海道地区でのライティングイベント(詳細未定)
→国公立大など入試ライティング問題での要求学力に関わる分析報告と高校段階での指導評価に関して
12月15日(土) 山口県での有志の勉強会・研究会に初参加
→ライティング指導に関わる発表の予定。
この合間に、本業で県体、後輩の結婚式、本業の県のトライアル、某有名私立高校でのライティング指導に関わる研究協議、本業で県の強化合宿などが入ってきて、あっという間に終業式。クリスマスも本業で合宿。年末は進学クラスの補講が29日まで。
何か、出張・出前の依頼がある方はお早めにお願いします。
原稿を書き終わるのはいつになるのか?
自分の褌を貸し出したい気分…。
明け方になり寝たら起きられずに遅刻しそうなので、自分の英語のbrush upを。
『英語青年』の「和文英訳練習」。
私はやはり、偶数月の方が好きだ。2007年6月号課題は近藤富枝の文章。担当は成瀬武史氏。冒頭の「近ごろの日本は明るすぎる。」の捌き方に唸る。出題する方もする方ですね。いつになったら、このレベルに近づけるのか?そういえば、誰かが、この成績表で「その他、○○通省略」という扱いに対して不満を漏らしていたなぁ。まずは『英語青年』という雑誌の歴史を少し繙くべきだろう。ノービスとエリートというカテゴリー分けが無い今では、この扱いが至極当然に思う。我ら修行の身。添削のみならず、洗練された、そぎ落とされた解説に学び続けるべし。

本日のBGM: Small Town Romance (Richard Thompson)